- 1. ヴィレールス修道院・美しい廃墟に出会う小旅行 Abbaye de Villers
- (ワロン地方)
- ブリュッセルから車で1時間弱の距離を南に走ると、森と麦畑に囲まれた自然のなかに、12世紀からの歴史を面影に残した修道院の廃墟が現れる。 建物のほとんどが壁や基礎部分しか残っておらず、崩れた部分には雑草や木が生い茂る「廃墟」となっている。美しい廃墟というと不思議な感じだが、日本でも廃墟ばかりを載せた写真集が出版されたり、失われたものに対する哀愁をテーマに旅行を計画することもあるだろう。修道院の敷地内を歩き回ると、ジブリ作品『天空の城ラピュタ』のような建物と自然が一体になった風景に出会うことができる。 ...
- 作成日 2016年08月19日
- 2. ブルスの地下に白雪姫の遺体が?
- (ベルギー)
- ... 死後、マルガレータはブリュッセル中心部の修道院の納骨堂に埋葬された。この修道院の遺跡こそ現在「ブリュッセラ1238」として知られるブリュッセル市考古学博物館であり、ブルスの真下にある廃墟の跡だ。すでに数多くの女性の遺骸が発見されているが、マルガレータの骨を見つけ出すのは至難の業だ。 Bourse de Bruxelles ブリュッセル旧証券取引所 「ブルス」の呼称で親しまれているブリュッセル旧証券取引所は、レオン=ピエール・スイスの設計により、1868年から1873年の間に建設された。 ...
- 作成日 2024年04月08日
- 3. セルクラースの像 Everard t'Serclae
- (ブリュッセル)
- ... ブラバント公ヴェンツェル1世(画像上)は功績のあったセルクラースを議員に取り立てます。彼は私心のない誠実な仕事っぷりでブリュッセルに貢献しますが、それがゆえに勢力を拡大しようとしていたガースベーク城主と衝突し、その怒りを買ってしまいました。 1388年5月26日、刺客に待ち伏せされ、セルクラースは大変な深手を負います。 そのときセルクラースは舌と右足を切り取られました。味方に助けられたものの、グランプラスの星の家に戻った彼は瀕死の状態です。そこにブラバント公爵夫人も駆けつけます。その頃にはブリュッセルの英雄の悲劇は民衆の怒りを呼び起こし、ガースベーク城は激しい攻撃の対象となります。美しい城はまったくの廃墟と化し復讐が遂げられます。 ...
- 作成日 2015年01月24日