- 1. 地下鉄の検札コントロール
- (コラム)
- ... 昔、この検札がもっとゆるかった時代、ケチな(倹約家の?)オランダ人の同僚などは、一度コントロールに合うまで、無賃乗車を続ける方が、トータルコストとして考えると自分の財布に優しいよ、なんて冗談とも本気ともつかない調子で言っていたものだ。 それがいつのまにかメトロの入り口に改札機が設けられ、切符なしで入ることが難しくなった。個人の良心を重んじる大人の思想を感じることができた以前のベルギーの寛容さがなくなってきたかと思うと残念でもある。でも「無賃乗車が可能」という状況を悪用する人が増えれば増えるほど、経済活動を営むSTIBにとっては死活問題だから、昔のほうがよかったとか悠長なことは言ってられない。 ...
- 作成日 2016年02月26日
- 2. ルーマニア紀行
- (旅行記)
- ... とはいえ、「ありがとう」もろくに言えない観光客が、ほぼジェスチャーのみで地元のホームレスと会話を成立させ続けることは困難で、英語やフランス語はできないのか?と訊くも、ルーマニア語オンリーという回答で、我々の会話は早々に終了し、沈黙の多い時間が続く。 しかしネルシャツ男は、なにか我々に訴えたいことがあるようだ。 彼が打ち明けたところによると、といっても片言とジェスチャーで解読したのだが、電車の切符を必要な区間分持っていないという。車掌が定期的に検札に回ってくるが、鉄道の職員は全員いじわるで、料金を払わないと電車から追い出されるという。ついては5レイほど融通してくれないかとのこと。ユーロでの価値は1ユーロちょっと。(150円ほど) ...
- 作成日 2018年09月13日