【終了イベント】
広島のエリザベト音楽大学とブリュッセル王立音楽院(蘭語)の提携を支援するため、ベネフィットコンサートが開催されます。
舞台はブリュッセル王立音楽院。12月20日(金)の19時から開催です。
コンサートでは在ベルギー日本大使のスピーチやベルギー王室のメッセージがあり、コンサート後はグリューワインなどが飲めるレセプションを予定しています。
ベルギーと日本の絆を深める特別なイベントに参加してみませんか?
日時:2019年12月20日(金)19時〜【終了しました】
場所:ブリュッセル王立音楽院 大ホール
住所:Rue de la Régence 30,1000 Bruxelles
主催:ブリュッセル王立音楽院
入場:無料
出演:
フィリップ・グラファン、堀米ゆず子、トニー・ニース、マヌ・マラート、ラファエル・ベル、クンラート・ホフマン、ヴァレリー・グイロ、甲斐摩耶、細田千香子、福島弘子、武田友智、水本桂、バート・ブッカールト 、他
曲目:
ドビュッシー 「弦楽四重奏」
細川俊夫「呪文」
アンドレ スーリス「三つの日本の詩」
ストラビンスキー「三つの日本の歌曲」
ラヴェル「ラ ヴァルス」
サン=サーンス「九重奏 」
広島エリザベト音楽大学の歴史
日本の広島にあるエリザベト音楽大学のルーツは、ベルギーにあります。
第二次世界大戦末期、1945年8月6日、広島に原子力爆弾が投下されました。これにより街は破壊されつくし、多くの死傷者を出しました。人々の心も深く傷つきました。
悲しみを癒し、生きる希望を得るには、音楽の力が必要であると考えたベルギー出身のイエズス会士、エルネスト・ゴーセンス師(Ernest Goossens)は、焦土と化した広島に音楽教室を開設する決心をしたのです。
「芸術は、人格の開発と表現のためにも、神との一致の道を切り開く人間相互の一致のための手段としても重要である」(ゴーセンス師)
1947年に音楽教室が開設され、その数年後、1951年にはゴーセンス師の母国ベルギーのエリザベト王妃が後援者となります。その後、小さな音楽教室は、エリザベト王妃の名前を冠した音楽大学へと成長していくのです。今では多くの優秀な音楽家を輩出しています。
ちなみに、エリザベト王妃は、世界三大音楽コンクールと称されるエリザベート国際音楽コンクールの創始者でもあります。
名誉あるコンクールで初の日本人演奏者として優勝した堀米ゆず子さん(バイオリン)も今回参加なさいます。
戦争、原爆の苦しみから広島が力強く立ち直る手助けをしてくれたベルギーと、その伝統を大切に受け継いできた日本が、新たに音楽大学同士のつながりを深める意義のあるコンサート・イベントに、ぜひお越しください。