18世紀末の優美な建物と庭が印象的な美術館。英国人芸術家フランク・ブランギン Frank Brangwyn の作品が最上階に展示されています。
美術館の名前は、この館の最後の持ち主アキリン・アーレンツ・ド・ベールテヒェム Aquilin Arents de Beerteghem に由来しています。新古典主義様式の建物で、玄関ポーチの列柱にはエジプト帝国様式の影響がうかがえます。ナポレオン・ボナパルトがブリュージュに来たのが1810年、当時の流行を反映したものなのでしょう。
コレクションは、英国人ジョン・ステンメッツ John Steinmetz が遺贈した1万7000点以上の絵画や素描に加え、同じく英国人フランク・ブランギンの1936年の寄贈をベースに構成されています。ブランギンは父がベルギーのギルドが主催した教会のデザイン・コンペで賞を取った関係で、ブリュージュで生まれました。「生まれ故郷」への寄贈によってブランギンは当時の国王レオポルド3世から、ベルギーレオポルド2世勲章グラン・オフィシエを授与され、ブリュージュの名誉市民にも叙せられました。
最上階では、モダンな世界をテーマにした写実的な絵画と、ステンドグラスや家具、ポスターなど多様なジャンルで多数の作品が展示されています。
【オープン】
火曜から日曜まで 9:30 - 17:00
休館:月曜、クリスマス12月25日、正月元旦
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