- 1. エリザベート王妃国際音楽コンクールの映画 The Chapel A Film by Dominique Deruddere
- (特集)
- ... 他のコンクール参加者たちも似たようなところがありますね。音楽を通じてしか自己表現できない人々だし、ジェニファーにとってもラフマニノフの協奏曲を弾くことだけが、カタルシスを得て、自己を解放できる手段なのです。 音楽は癒やしの力をもっていると私は信じています。事故などで意識不明状態に陥った人が、音楽に対してだけ反応を示すことがあります。 言語や視覚的なものより、音楽は伝える力が強いのだと思います。 ...
- 作成日 2023年03月02日
- 2. 反戦集会インタビュー:ウクライナ、そして欧州の未来を救え!
- (特集)
- ... 一時期ウクライナに住んでいたとき、この国と日本がとても似ていると感じたことがありました。 ともに原発事故という同じ悲劇に見舞われた国です。キエフにあるチェルノブイリ博物館には、福島についての展示コーナーもありました。 ロシアとの国境をもつ日本でも緊張が高まっていることは想像できます。しかし、戦況がどうなるにしろ、今後数年は最悪のケースに備えて準備しなければなりません。欧州だけでなく日本海もどうなるか分かりません。 ...
- 作成日 2022年03月28日
- 3. ウクライナ避難者の受け入れ体験記
- (特集)
- ... ウクライナからの二人がいなくなって、家の中がガランとした。 東日本大震災のことを思い出した。福島にいる実家の家族も原発事故のせいで、着の身着のまま避難させられ、いつ自宅に帰れるのか、それとも帰れないのか、という不安な日々を過ごした。 町民は日本中に散り散りとなって、自宅に戻れた人は一体、何人いるのか。うちの家族も、結局のところ、震災のときに住んでいた家を失った。その震災の日から、もうすぐ11年。失った時間は、もう戻ってはこない。 ...
- 作成日 2022年03月28日
- 4. 映画「残されし大地」 La Terre Abandonée
- (映画&DVD)
- 映画「残されし大地」La Terre Abandonéeは、日本人の妻を持つジル・ローラン氏の初監督作品。原発事故に苦しむ福島を静かなタッチで描いたドキュメンタリー映画。ローラン氏は完成間近に地下鉄テロ事件で亡くなった。(写真:カメラの後ろに立つのがローラン監督)2016年ブリュッセルの公開は好評のうちに終了。 ●映画紹介 2011年の福島原子力発電所による事故のあと、帰還困難区域として指定された富岡町に独り残り続け、動物の保護活動を続けることで有名になった男性と、傍らに寄り添う寡黙な父。 ...
- 作成日 2016年09月15日
- 5. DVD 小便小僧の恋物語 Manneken Pis
- (映画&DVD)
- ... 少年時代に踏切事故で家族を失ったハリーは、大きくなってブリュッセルに来たところ魅力的な女性トラム運転手ジャンヌに出会う。(ブリュッセルでは女性の運転手はそう珍しくない) ハリーが住むことになった一風変わったアパートの管理人デニーズは、ジャンヌの親友だった。 そして、ラ・クロケット・マジック(魔法のコロッケ)というレストランで皿洗いの仕事を見つけ、新しい生活がはじまる。 デニーズの過去、ハリーの過去、切ない思い出が現在と入り交じりながら、恋の駆け引きが繰り広げられる。 ...
- 作成日 2014年06月05日
- 6. Timeless Beauty ベルギー最古の街トンゲレンで出会う「永遠の美」
- (イベント)
- ... 彼女は言葉でそうしたわけではない 顔と絹のように柔らかな腕と黄色の髪で 私の愛人は魔法をかけたのだ (詩人ティブッルス、紀元前50年頃) いつの時代も女性は美しくありたいと願い、男性はその美を褒め讃えたのです。 Timeless Beauty展は、写真家マーク・ラグランジュ(Marc Lagrange 1957-2015)の初の「回顧展」でもあります。実はラグランジュ氏は2015年12月に不慮の事故で亡くなり、58年という短い人生の幕を降ろしたばかりなのです。彼は「古代ローマ時代の宴会」をテーマに作品を作って展覧会をしようと、ガロ・ローマ博物館と生前に約束をしていました。事故死から1年も経たないうちに、残された家族は悲しみが癒えないままながらも、故人の意志を引き継いで今回の展覧会を実現させたのです。 ...
- 作成日 2017年01月19日