- 1. 『畏れ慄いて』アメリー・ノートン著
- (文学)
- ベルギー出身のフランス語作家として活躍するアメリー・ノートンは、日本を題材とした作品をいくつか発表している。1999年にフランスで出版された本書『畏れ慄いて』(おそれおののいて)は、彼女が日本の大手商社で働いたときのパワハラ経験をベースに書かれており、日本のカイシャ文化について作家独自の語り口で物語を創り上げている。 この物語は、ユミモトという日本の大きな商社に1年間契約で就職した若いベルギー人女性アメリーが、上司に理不尽な仕事を押し付けられたり侮辱されたりなど、陰湿な嫌がらせにあうというものだ。 ...
- 作成日 2019年02月03日
- 2. 映画 東京フィアンセ Tokyo Fiancée
- (映画&DVD)
- ... 1992年に小説家デビューを飾ったノートンは毎年1冊出版するペースで執筆を続ける。 1999年に『畏れ慄いて』Stupeur et Tremblements がヒット。外国人の目を通した日本企業社会の不条理を描き、話題となる。日本文化の負の部分を指摘した過剰な演出のため拒否感を示す日本人も多いが、コメディーとしてとらえれば案外楽しく見ることができる。『東京フィアンセ』も同じ路線上にあるが、より瑞々しい感性に貫かれた映像美で違和感は少ない・・・はず。 ...
- 作成日 2014年10月13日