第3フェーズで飲食店などと同じく封鎖解除となるのが、音楽コンサートなど文化部門だが、内容を見ると依然として制限は多い。
「観客なし」というのが重い条件として立ちはだかる。
例えば、音楽家たちは舞台上で距離を保った状態で集まることができるが、客席にはだれもいない。練習や撮影、ネット配信などに限られるため、無観客のイベントでは興行としては成立しえない。
映画館などを含めた興行としては、7月1日から再開予定であるが、それでも入場数は200人に制限される。
この点については、受け止めが混乱している。複数の演奏ホールや上映室がある施設では、200人というものをホールごとなのか、建物全体に適用されるのか、現場は不安に感じている。
観客にはマスク着用が奨励されている。
小規模なスポーツ、文化のイベントでは、参加者の数は6月中は20人、7月中は50人に限定される。
この人数制限は明らかに収益を阻害するため、援助措置が検討されている。
ちなみに、ディスコやナイトクラブの営業は8月末まで禁止の予定である。
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