血栓の副作用が疑われるアストラゼネカ社ワクチン、ベルギーでは使用続行

血栓の副作用が疑われるアストラゼネカ社ワクチン、ベルギーでは使用続行

英国アストラゼネカ社のワクチンを接種して血栓ができたと疑われる症例がベルギーでも2件報告された。

現在、欧州では同社のワクチンが議論の的になっている。新型コロナウイルスCovid-19に対して有効なワクチンとして認可され、現在大規模なワクチン接種事業が進んでいる。

しかし、接種して血栓ができたという症例が報告され、不安が急速に広がっている。デンマーク、オーストリアなどで接種と関連が疑われる死亡例も確認された。

いずれも「疑い」であり、「因果関係は証明されていない」というが、ワクチン忌避の市民も増加するなか、デンマーク、アイスランド、ノルウェーなどがアストラゼネカ社のワクチンの使用を一次中止している。

また、問題のあったロットのワクチンに限定して、オーストリア、イタリア、エストニア、リトアニア、ラトビア、ルクセンブルクも使用を見合わせるという判断をしている。

今のところベルギーでは、アストラゼネカ社のワクチンを中止するという考えはない。問題のロットのワクチンがベルギーには供給されていないという事情もある。

フランク・ファンデンブルッケ厚生大臣は「このワクチンは確実で効果がある。18歳以上の人々にとって有益であり、入院の割合を94%減らす」と発言している。

また、ベルギー政府のワクチン当局も「リスクに対して効果のほうが大きい」と、血栓の報告例の少なさを理由に、英国製ワクチンの中止は視野に入れていない。EU当局も調査はするというものの同様の見解である。

市民としては、ファイザーなら接種するが、アストラゼネカは拒否する、など考えてしまうが、ワクチン接種の際に、「銘柄」を指定することはできない。行政で用意されたものを接種するだけだ。

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