BA.2.75(ケンタウロス)オミクロン株の変異が秋冬に猛威?

BA.2.75(ケンタウロス)オミクロン株の変異が秋冬に猛威?

2022年7月初旬、夏本番を迎えるヨーロッパでは、コロナ感染者の急激な拡大が新たな不安を巻き起こしている。ベルギーでも夏、そして気候が寒くなる秋から冬にかけて、感染者の絶対数が跳ね上がるのではないかと危惧される。

年始から現在にかけて、世界中で増えているのはオミクロン株BA.2の変異であるBA.2.75で、別名ケンタウロスと呼ばれている。

ケンタウロスが従来のコロナ・ウイルスに比べて毒性が強いとは一概には言えないものの、人間の体内にある抗体に対して抵抗力がより強いと研究者らは見ている。

インドで発生したケンタウロスは、すでに日本やオーストラリア、アメリカ、そしてドイツや英国など欧州諸国にも広がっており、ベルギーでも秋に向かって増えるであろうことは確実と言われている。

現在ベルギーでは、医療機関など一部を除き、マスクの着用や距離の確保などコロナ対策はほぼ解除された状態で、感染の要因になりうるイベントや商業活動などが自由に行われている。昨今の感染拡大を受けて、高齢者などが多い施設では、自主的な予防措置がとらるケースもある。

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