ベルギーのロックダウンが再延長決定。5月3日まで

ベルギーのロックダウンが再延長決定。5月3日まで

 

ベルギーのコロナ対策が、大方の予想通り5月3日まで延長することが国家安全保障会議で決定された。

4月15日現在、ベルギー国内におけるコロナ関連死は4440人という数にのぼっている。病院の入院患者数と集中治療室の患者数の推移を見ると、ピークを迎え、プラトー(高原)状態に入ったのが明確に分かる。(以下)

「医療崩壊」を避けるための施策は成功したと言えるが、現場が疲弊しており、これまで綱渡りの連続でやってきたのは事実だ。

ベルギーのロックダウンは、一度延長されている。この前は4月19日が外出制限などの施策の期限であった。しかし、その発表の際にも5月3日までの延長には言及されており、今日の会議でそれが現実のものとなったかたちだ。

すぐにロックダウン解除すると、コロナ感染が再燃し、イタリアのような状況になってしまうという科学チームの評価もあり、容易には外出制限を解除することはできない。

科学チームと経済チームからなる出口戦略を練る委員会も組織され、これから徐々に「普通の生活」に戻ることがビジョンとしては示されているが、まだその第一歩を踏み出す段階ではないと発表された。


【4月15日発表の内容】

・基本的に、外出制限の施策はこれまで通り維持される。

・園芸用品など種苗店と建築材料店は再開するが、店内における社会的距離(ソーシャル・ディスタンス)は遵守。

・老人ホームへの訪問は、厳しい条件つきだが近親者のみ許可される。

・ベルギー国軍が老人ホームの支援にまわる。

・まずは老人ホームの住民とスタッフを優先的に、検査の数を増やしていく。

・ベルギーはコロナ関連死亡者に関して、最大限の透明性をめざしているため、現在発表の数が実際よりも大きい可能性もある。

・不足しているマスクは大きな注文を出しているところである。

・マスクの着用が効果があると判断し、義務ではないが、推奨される。国内生産も行う。

・学校の再開はまだ時期尚早と判断し、これまで通りの休校状態を維持する。

・8月31日まで大型イベントは許可されない。夏シーズンの音楽祭などは中止・延期されることになる。

Hiroyuki YamamotoReporter
ブリュッセル在住。青い鳥編集長。ベルギーの政治経済ニュースを現地から発信。多文化国家にして欧州の中心という特殊な状況を読み解き伝える。

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コロナ最新情報(ベルギー)5月24日

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