国家安全保障会議の記者会見で、7月1日(水曜)からのコロナ対策解除第4段階の発表が行われた。
この記者発表は、ソフィー・ウィルメス首相の苦言からはじまった。土曜日にイクセル地区フラジェイで大勢の若者が集まり、マスクもなしに密接した状態で大音量の音楽で踊ったことに、危険行為であると厳しい口調で非難した。
陽気な気候が訪れる欧州は、早くもバカンスの開放的な雰囲気だが、完全には収束していないコロナ禍の現実と、普段の生活をいかにバランスを保つか、突発的な事件がその難しさを表している。
日常生活におけるコロナ対策の緩和 7月1日〜
1週間に会うことができる人の数は、10人から15人まで拡大される。
食料品など買い物に出かける際に、家族のうち一人だけとされていたルールもなくなる。
店内でのマスク着用は、強く推奨されるが、義務ではなくなる。
個人のグループ活動は子供も含めて15人まで。屋内でも野外でも適用される。
再開が許可される主な場所
・水泳プールと健康センター
・アトラクション・パークと屋内ゲーム場
・劇場と映画館
・カジノとゲーム施設
・会議場
・レセプション会場と宴会場(最大50人まで)
観客のいるイベント活動が再開
コンサートやサッカーなど、大勢の観客がいるイベントも7月から再開される。ただし、屋内200人、屋外400人という人数制限がつくうえ、事前予約、マスクの着用などが観客には求められることになる。
25.jun.2020