複数人で外出すると警察に罰金をとられる?

複数人で外出すると警察に罰金をとられる?

外出すると警察の取り締まりがあり、3人以上でいると500ユーロの罰金がその場でとられる」というニュースが飛び交っていますが、実際はどうでしょうか?


感染予防が基本だけれど、必要な場合は外出してもいい

まず、新型コロナウイルスの感染拡大をするために、人と人の距離を離れて取りましょう、というのが対策の基本です。

そのため、4月5日まで、外出はできるだけ控えましょうと、ベルギー政府が方針を発表しました。

しかし、食料を買いに行ったり、仕事でどうしても移動しなければならないなどの必要性もあります。また、心と体の健康を保つために、新鮮な空気を吸って、広い公園で散歩するということも、人間の大切な活動です。

したがって、ベルギーでは、外出は認められています。大人数で集まることへの「制限」であり、戸外に出かけること自体は「禁止」ではありません。


シンプルかつ効果的な対策「ソーシャル・ディスタンシング」 Social Distancing

新型コロナウイルスは、おもに飛沫感染と接触感染でうつることが分かっています。

したがって、自分と他人の間には1.5メートルくらい距離を保ちましょう、という非常時のエチケットが設定されています。

もちろん、頬と頬を合わせての挨拶のキスや、握手はやめましょう。肘と肘を合わせるのも、最近では奨励されていません。

「ソーシャル・ディスタンシング」 Social Distancingとは、社会的距離確保とでも訳しましょうか。

普段よりパーソナルスペースが増えたように振る舞えばオッケーです。


外出時の注意ポイント

・同居家族もしくは友人1人までなら、一緒に出歩くことが正式に許可されています。

・お店には狭い場所もあります。買い物に行くときは、できれば1人で出かけましょう。

・外出は、できるだけ短時間で済ませましょう。

・お店の前に行列ができている場合が多いです。前後の間隔を1.5メートルくらい確保しましょう。
 (政府の要請で、10平方メートルあたり客1人、最長30分という入場制限あり)

・小さいお店は、何人まで入店できるか、数字が店頭に書かれています。

・店員さんとの距離も確保。支払いは現金よりカードが望ましい。

・自転車に乗っているからといって、友人グループで行動してはいけません。

・カフェが閉まっているからといって、公園で友達数人でピクニックするのは禁止です。

 

警察の取り締まり

現状、たとえば家族3人で出かけても、広い公園などであれば、そして、あまり長時間でなければ、容認されるようです。

ただし、あまりにも目に余る場合は、警察が罰金を課すことがあります。数十ユーロから最高500ユーロ

実際に罰金を取られたというニュースが流れていないので、ルールの認知が広がるのを待っている段階なのだと想像できます。

【追記】警察による取り締まりが最近強化されました。ベルギーの自治体によって違いますが、成人350ユーロ未成年175ユーロの罰金が課せられる可能性があります。

ニセ警察による詐欺も注意しましょうね。

不安を煽る報道も多いので、皆さん、ここは冷静に受け止めてください。

普段とは少し違うリズムの生活になりますが、青い鳥読者の皆さんなら大丈夫。賢く順応して、健康第一で過ごしましょうね!

 

19.mar.2020

Hiroyuki YamamotoReporter
ブリュッセル在住。青い鳥編集長。ベルギーの政治経済ニュースを現地から発信。多文化国家にして欧州の中心という特殊な状況を読み解き伝える。

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