2014年からベルギーでは生まれた子供に、父親と母親両方の家名を子供に継がせることが可能となった。いわゆるダブルネームにより、夫と妻の立場をより平等にする変更であった。
しかし、それから7年後の今、実際にこのシステムを利用している夫婦はそれほど数が多くないことが明らかになった。
昨年二つの名字を授けられた赤ん坊は5500人。全体の8%にも満たない。大多数の子供たちは父親の名字だけを継いでいる。
そしてダブルネームの場合においても、父親の名前が母親の名前の前に来る場合が8割を占めている。
それでも、日本の夫婦別姓の議論よりベルギーは遥か先を行っていると言えるだろう。