オンラインで英語力を測るEF SET (Education First Standard English Test)の英語力ランキング(国別)が発表された。ベルギー人の英語力やいかに?
もちろん英語が母国語という国と地域は除き、100ヶ国、2300万人が参加したもので、それなりに信頼のおけるランキングである。
輝く第1位はお隣オランダ! 教育も経済も水準が高い隣国。そして、そもそもがオランダ語と英語は、言語自体が近い。
続く2位から4位まで、北欧が高いレベルの競争をしている。スウェーデン(2位)、ノルウェー(3位)、デンマーク(4位)。地域的な近さ、言語の類似性、そして複雑な母国語に比べて英語は簡単であると思われるらしい。
アジア勢から堂々の5位がシンガポール。さすが金融と貿易でアジアのハブ拠点を目指すだけあり、仕事で英語が必須のようだ。それに続いて・・・
6位 南アフリカ
7位 フィンランド
8位 オーストリア
9位 ルクセンブルク
10位 ドイツ
11位 ポーランド
12位 ポルトガル
そして13位がベルギー・・・。
意外に低いが、世界全体で見れば、それでもVery highという最上クラスにギリギリ入っている。(EF SETによるクラス分けは、Very high、High、Moderate、Low、Very low)
幻の5位フランダース
しかし、地域の詳細をチェックすると、面白い現象が発生・・・。ベルギーはフランダース地方だけの数字を見ると、シンガポールを抜いて世界5位にランキングが浮上する。さすがゲルマン系は英語に強い。
残念ながらワロン地方の成績は、単独では29位のナイジェリアの下にまで落ちてしまう。これだとHighとModerate(普通)の間くらいだ。フランス語を母語とする国は、あまり英語力に優れない。フランスは31位のModerateクラス。
ちなみに、日本はというと100国のなかで53位。クラスはLow。ワロンの英語力を嘆く前に、日本も我が身を振り返ってみないといけない。
8.nov.2019 photo