ベルギー南部のワロン地方で大雨による洪水が発生。本日7月20日(午後17時)時点で発表された死者は31名、行方不明者は53名である。リエージュ州を中心に、約1万世帯が被害を受けた。
被災地にはフィリップ国王とマチルド王妃はじめ、ドゥクロー首相など行政の首長らが見舞いに駆けつけ、被害者に黙祷が捧げられた。
明日7月21日はベルギーの建国記念日で、軍事、警察、消防など治安関係者が市内を行進するのが伝統だが、今年は災害復興の実務に追われるため、イベントに参加する人数はかなり削減されるという。
ワロン地域政府は、緊急予算として20億ユーロを拠出することを決定した。うち8億ユーロはコロナ復興予算から捻出される。
Inondations en Belgique : la Wallonie sous eau (dégâts, évacuations, scoutisme) - RTBF Info