5月19~21日の週末、フランス北部のボーヴェで欧州剣道選手権大会が開催され、ヨーロッパ中から剣道の強豪選手が集結しました。ベルギーチームはいくつかのメダルを獲得し、国の代表として見事な成績を納めました。
剣道は日本の武道です。もともとは武士の剣術向上のための訓練を起源としており、人格と精神の形成に重点を置いています。稽古には防具を使用し、技術の向上のみならず、心身の練磨、相手への敬意を重んじています。剣道は、常に精神的および身体的な向上を目指すものとして世界中で行われています。
ベルギー代表 表彰台へ
ベルギーが欧州選手権に参加するのは1974 年以来であり、各大会で健闘を見せ数々の好成績を納めてきました。
今年のベルギーチームにはジュニア(18歳まで)が4名、女子7名、男子7名が出場、それぞれ、個人戦、団体戦に出場しました。
ジュニアの部では、ベルギージュニアチームは準々決勝でイギリスに敗れました。
女子団体の部では、ベルギー代表チームは素晴らしい戦いぶりを見せ、今大会欧州チャンピオンに輝いたフランスチームに1本差に迫る内容でしたが、惜しくも敗れました。しかしながら、初出場のパンザニ香織選手は、その気迫のこもった試合内容が認められ、敢闘賞を受賞しました。
男子団体の部では、ベルギーチームは決勝に進出し、2013年にベルリンで開催された欧州選手権決勝と同じカードでの対戦となりました。絶好調のフランスチームに残念ながら敗れるも、立派に準優勝を果たしました。
女子個人の部では、サラ・ヴァンラーケン選手が目覚ましい活躍を見せて準々決勝に進出し、その実力を発揮、同部門で敢闘賞を受賞しました。
男子個人の部では、2人のベルギー人選手が出場、前本健作選手は、競技全体を通して素晴らしい技術と優勢な試合運びを見せて銅メダルを獲得しました。準々決勝で、新たな欧州王者、フランス人のルーカス・プジェウォッキに敗れました。グロフィス真選手も準々決勝に進出し、敢闘賞を受賞するなど好成績を収めました。
これらの好成績は、ベルギーにおける剣道への情熱と質の高い取り組みの成果と言えるでしょう。
詳細については、ABKF 事務局長のNicolas Pauwelyn (このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。) までお問い合わせください。
剣道についてさらに詳しく知りたい場合、またはお住まいの地域のクラブを見つけるには、www.abkfevents.be をご覧ください。
2023 年ヨーロッパ剣道選手権大会– ベルギーの成績
女子個人
- 敢闘賞: Sara VAN LAECKEN (Gand)
男子個人
- 銅メダル: Kensaku MAEMOTO (Watermael-Boitsfort)
- 敢闘賞: Makoto GROSFILS (La Hulpe)
女子団体
- 敢闘賞 : Kaori PANZANI (Anderlecht)
男子団体
- 銅メダル:
Thomas TAKAGI (Auderghem)
Kota KURIGO (Watermael-Boitsfort)
Kensaku MAEMOTO (Watermael-Boitsfort)
Toshiro PANZANI (Anderlecht)
Sylvain LINTZEN (Liège)
Ken VAN LAECKEN (Gand)
Makoto GROSFILS (La Hulpe)
報告:ブリュッセル、2023年6月3日