買い占めに負けないベルギー 食料や生活物資は足りているぞ!

買い占めに負けないベルギー 食料や生活物資は足りているぞ!

買い占めが発生中のロックダウン4日目、ベルギー首都ブリュッセルの住宅地のスーパーの様子をご紹介します。

店内の客数を制限する措置があるため、列を作って待つ人々。マスクや手袋着用は、ベルギーでは珍しい。人と人の間は1.5メートルほどあけるのが「社会的距離」として、意識づけられています。

朝イチ8〜9時は老人専用

私がいつも買い物をするスーパー・デレーズでは、朝イチの品揃えが充実している時間を65歳以上の老人タイムとしています。

老人が感染すると重症化するので、お年寄りを守る取り組みを一般企業が行っているのです。日本でも、ぜひ導入してください!

 

病院、介護関係者は優先パス

人の命を救うために毎日頑張っているお医者さん看護士さんケアワーカーの皆さんは、入口の列に並ぶ必要はありません。

ベルギーは3月14日(土曜)からロックダウンに突入しました。スーパーの写真は、3月17日(火曜)の様子。つまり、DAY 4。

野菜:
驚きのジャガイモ・タマネギ・ニンニク売り場。ほぼ売り切れ状態。

ベルギーの家庭では、これから毎日フリッツ(フライド・ポテト)だろうか?

しかし、ご安心を! 毎日在庫補充され、ロックダウン10日も経てば、国民食ジャガイモも店頭に常時復活しました。こんなのは初めて見たので、驚きました〜。

買い占めの最中でも、余裕の表情を浮かべる野菜コーナー。ジャガイモとは温度差あり。

肉:
ヨーロッパは肉食文化。しかも冷凍すればしばらく保存食として便利なアイテムです。肉需要も一時ピークに達した後は徐々に落ち着き、これから1週間後の今では余り気味・・・。

パン:
日本ではそこまで浸透していませんが、プレキュイ(Précuit 仏訳:事前に焼いているパン)という、自宅のオーブンで焼くタイプのパンが人気です。保存にも強く、お家で自炊ならぬ自焼(?)すると、香ばしい香りが最高なのです。

人気=品薄です。しかし、他のパンは、ご覧の通りいくらでも残っています。

チーズ:
保存食であると同時に、ヨーロッパの重要な食文化の一つです。普段の品揃えからすると、減ってはいますが、まだまだ大丈夫。

チョコレート:
日本でも人気なコートドールの板チョコなどが、まとめ買いの対象になっている様子。しかし、在庫はまだまだたっぷりあります。この状態が棚がもっとも寂しくなった状態です。すでに通常運転に回復して、売り場パンパンに詰まっています。

冷凍食品:
ピザ売り場。かなり店頭の品揃えが薄くなってくると、ちょっと変わり種の味が残る傾向が見えます。写真のCasa di Mamaは、ハワイアン味。ピザにパイナップルは嫌だという人が多いのかな? 苦笑

もちろん、すでに復活していますよ〜。

トイレットパーパー:
この写真は、社会全体が買い占めモードまっただ中だったとき。でも、トイレットパーパーは、これでもかと高く積み上げて、不安の解消に努力しています。どうして人類はトイレットパーパーを・・・!? 謎です。足りてますから、大丈夫!


以上、スーパーの様子でした。

ベルギーでは、緑の美しい公園がたくさんあります。広い森の公園では、ロックダウンといえども、散歩したりジョギングしたりと、距離を保ちつつ運動する人の姿が見えます。

ただし、座り込んで友達とピクニックなんてのは御法度。警察の車が巡回して注意を促し、コロナ対策を無視する人々には罰金が課せられます。日本円換算で3万円くらい取られます。最近、また締め付けが厳しくなってきました。

夜20時には、最前線で働く医療関係者に、民衆から応援の拍手喝采がおくられます。こうして、ベルギー人は連帯を確認しあっています。日本でも流行るかな?

 

最後にベルギーから連帯のメッセージ

備蓄リストの記事でも書きましたが、パニックになって必要以上に買い占めても、だれも幸せになりません。自分と家族がしばらく自宅待機するのに必要な、適切な量を確保したら、あとは欲張らずにシェアの精神で他人に譲りましょうね。

ベルギー国旗に白いリボンがかけられています。白は医療の象徴。こういうデコレーションが得意なご近所さんの窓辺でした。

Hiroyuki YamamotoReporter
ブリュッセル在住。青い鳥編集長。ベルギーの政治経済ニュースを現地から発信。多文化国家にして欧州の中心という特殊な状況を読み解き伝える。

新着記事 Actualité Nieuws

コロナ最新情報(ベルギー)3月31日

0
感染者
0
集中治療室の患者
0
死者