ベルギーの脱原発10年先延ばしに

ベルギーの脱原発10年先延ばしに

ベルギーは2003年当時の連立政権時に2025年までの脱原発で合意していたが、3月18日の政府会議で10年間の稼働延長を決定した。

継続されるのはアントワープに近いドール原発4号機と、リエージュに近いティアンジュ原発の3号機で、ともに1985年から運用されている。

延長の理由は、有力な代替発電施設を3年後までに用意できないことと、ウクライナ戦争でロシア産の石油、石炭、ガスなど燃料資源の確保が困難になり、エネルギー市場の先行きが見通せないことがある。

風力や太陽光など代替エネルギーの推進に合計で11億ユーロを注ぎ込むという発表も同時になされた。

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