ベルギーでは出産に際して、父親や共同親権者に20日間の休暇が与えられる。さらに子供が12歳になるまで4ヵ月間の育児休暇があり、子供の発表会を見に行くなどの理由で仕事を休んでも有給扱いとなる。
2022年の統計では、3万人以上の父親がこの制度を利用した。9年前に比べて倍増。
育児休暇の利用割合は、女性65%に比べて男性35%と低いのが現状だ。しかし行政の担当者らの見立てでは、男性の育児参加のトレンドは今後も続き、将来的には男女ともほぼ同水準の取得率になるという。
ちなみに、休暇の取り方には柔軟性があり、半日だけ休むという時間の使い方も制度のなかに組み込まれている。