最初の14ヶ国リスト入りした日本とベルギー間の旅行が解禁となる

最初の14ヶ国リスト入りした日本とベルギー間の旅行が解禁となる

EU加盟国およびシェンゲン圏と、第三国との間の移動許可について、初となる14ヶ国のリストが発表された。明日7月1日から施行される。

アルジェリア、オーストラリア、カナダ、ジョージア、日本、モンテネグロ、モロッコ、ニュージーランド、ルワンダ、セルビア、韓国、タイ、チュニジア、ウルグアイの14ヶ国に加えて、もし欧州からの渡航者を受け入れるならという条件付きで中国の名前もあげられている。

観光など、いわゆる「不要不急」以外の渡航を認めるもので、欧州のパスポートや居住IDカードをもたない日本人も、ベルギーをはじめ欧州に旅行することが可能になる。

 

リスト作成には欧州諸国の現状分析や政治的交渉などで長い時間がかかった。夏のバカンス期に入る直前のタイミングで、観光客を呼び込みたい国家と、感染の拡大を避けることに慎重な国家の思惑が対立したためである。

まず大前提となるのが、疫病の状況である。渡航を許可する第三国のコロナ感染の様子が欧州と同程度か良好である必要がある。

そして、「互恵関係」という条件も重要なポイントであった。国境を開く場合、相互に渡航を許可する関係であることが条件になる。例えば日本人が欧州に移動できるならば、欧州人も日本に移動できるなど、双方向ともドアを開く合意形成が必要となる。

EUとシェンゲン圏の合意を、ベルギー外務省は尊重することを発表している。一番気になるのが渡航後の自主隔離の期間が設けられるかどうかである。バカンス旅行やビジネス旅行に、そぐわない措置であるため、中止されることが期待されるが、正式な発表はまだである。

日本の厚生労働省も、14日間の待機についての発表がそのままサイトに掲載されているところを見ると、細かい部分での合意はまだ行われていない可能性が高い。ベルギー外務省は数日中にさらなる詳細を発表するとしている。日本側の発表にも注目したい。

30.jun.2020

 

【続報】

7月6日の発表では、ベルギーはまだ上記の15ヶ国からの渡航者受け入れをしないという慎重な判断である。具体的にいつ再開するのか、分かり次第、このページにも追記していく。

Hiroyuki YamamotoReporter
ブリュッセル在住。青い鳥編集長。ベルギーの政治経済ニュースを現地から発信。多文化国家にして欧州の中心という特殊な状況を読み解き伝える。

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