武装勢力タリバンがアフガニスタンの首都カブールおよび全土を武力制圧した状況下において、諸外国と同様にベルギーも自国市民を安全な場所に移送するオペレーション「赤い凧」(Red Kite)を展開した。
自爆テロなど現地状況の深刻かつ急速な悪化により、8月25日(水曜)が最終日となり、この日はカブールとイスラマバードの間を5便運行させた。
オペレーション全体では、5日間で23便、約1400人(うちベルギー国籍は630人)をアフガニスタンから退避させたことになる。
ここ数日、ベルギーのメルスブローク空軍基地に降り立った家族の写真が話題になっている。
スキップして嬉しそうな女の子が、アフガニスタンを軍事掌握したタリバンの女性抑圧からの解放を象徴するイメージとして世界中のメディアで取り上げられている。この女の子の名前はネハちゃん。家族はすでに7年間ベルギーに住んでおり、ベルギー国籍を所有している。
休暇でカブールにいたところ、政変が起こり、パキスタン経由で帰国した。「もうアフガニスタンには行きたくない」というネハちゃん。