英国プレミアリーグで優勝を飾った直後、ベルギー出身のコンパニが古巣のアンダーレヒトに3年間の契約で戻ってくると発表した。(ベルギー・リーグ)
しかも、選手兼監督という他に例をあまり見ない特別な待遇。コンパニは1986年生まれの33歳。怪我も多いがプレーヤーとしてはまだ数年は現役で頑張れる年齢だ。しかし、コンパニはサッカー以外にも実業家として活躍しており、引退後のキャリアも視野に入れての決断だったかもしれない。
アンダーレヒトは2017年にオーナーが代わり、フランダースの実業家マルク・クーケ(Marc Coucke)が経営している。過去34回リーグ優勝した名門クラブだが、現在は確実に勝てる安定性に欠けている。オフシーズンにアドバイスを求められ、チームの未来のために何が必要か意見交換するなかで、今回の「選手&監督」案が浮上したようだ。
コンパニは6歳のころからアンダーレヒトのユースチームに所属してサッカーの練習をしていた。1部リーグでも2回の優勝に貢献した「王子」の帰還に、古巣のファンは大喜びしている。
20.may.2019