ヴァンサン・コンパニ Vincent Kompany 怪我の多いプリンス

ベルギー生まれのコンゴ系。ヴァンサン・コンパニ(Vincent Kompany)は、守備の要センターバック。怪我が多く、最近は出場機会が少ないが、代表のキャプテンをつとめてきたリーダー。実業家としても複数の事業を手がけている。

1986年4月10日ブリュッセルのユックル地区生まれ。フランス語が母語だが、幼少期から学んだオランダ語、そして英語も完璧に操る。言語的にはベルギー代表の「お手本」のような選手である。

ベルギーのアンダーレヒトからプロデビューし、ドイツのハンブルクに移籍、さらにイギリスの強豪マンチェスター・シティーに移り現在に至る。シティーとベルギーの代表で両方ともキャプテンを務めたことがある。出場機会が減っているので、代表のキャプテンは現在アザール。

プレースタイルは非常にクレバーで技術的。豊富な運動量と空中戦での強さも光る。絶妙なポジショニングから絶妙なタイミングで敵からボールを奪うのがコンパニ流。

守備陣をうまく統率する力もある。落ち着いたキープ力により、守備から攻撃へスムーズな連携が実現する。空間把握が上手なので、守備の最終ラインから前線への正確なパスも魅力がある。世界最高のディフェンダーの一人と称されるのも無理はない。

優雅なプレースタイルからか、ついたニックネームは「プリンス」。ベルギーのプリンスはマンチェスター・シティーのリーグ優勝にも大きく貢献している。

マンチェスター・ビジネス・スクールで5年をかけてMBA号を取得している。

すでに実業家としても活動しており、(早々に撤退したが)ブリュッセルとアントワープにスポーツバーを開店したり、リムジンサービス、不動産物件の運営、またBXブリュッセルというサッカークラブを運営している。

怪我の多い選手としても有名で、ソケイ部、ふくらはぎ、太もも、ひざなど、腰から下をアチコチ痛めては欠場するというキャリアを歩んでいる。

2018年W杯ではイングランド戦で後半74分に交代要員として出場。日本戦ではより多くの時間出場するか注目される。プリンスの復活なるか!?

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