フラームス・ベランフ Vlaams Belang

フラームス・ベランフ Vlaams Belang

フラームス・ベランフ(Vlaams Belang)は、ベルギー北部フランダースを支持基盤に持つ極右政党です。

フランダースの利益」という意味の党名からも分かるように、南部ワロン地方と完全に分離して独立しよう、そして、移民を排斥しようという政策を主張しています。

EERST ONZE MENSENというのは、FIRST OUR PEOPLEの意味。米国トランプ大統領がAMERICA FIRSTを掲げたのを連想させますね。

貧しいワロンをなぜ裕福なフランダースが救わなければいけないのか? 彼らはオランダ語をまともに話せもしないのに? なんて聞くと、まさに正論!と思う人も、フランダースには一定数います。

経済的に裕福なフランダースが「税制」と「社会保障」の面で完全にワロンと分離した場合、フランダースの予算が当然のように増えます。このことは、同じく右派のN-VAも大学の研究結果などを元に主張していることなのです。「ベルギー人って誰? 私はフランダース人なんですけど」と、国家の根本から問いただす政党といえます。

また、欧州連合EUの超国家への移行にも反対で、分離主義的な見解も表明しています。経済状態が同じ国同士が連合を組むべきであると、経済危機に瀕した南欧の「お荷物国家」を救うのがイヤだ、という本音も語っています。

シェンゲン協定によって移動が自由になっただけ、移民も国境を簡単に越えて領土に入ってくる。各国は国境を自ら管理できるようにすべきであるとの意見もあります。

興味深いのは、フランスの極右国民戦線と連携しており、選挙のビラにも党首マリーヌ・ル・ペンが支持を表明している旨が紹介されています。

欧州全体で、地域の利益を守りたいという右派、欧州分離派の台頭が目立つようになってきました。

 

さて、フラームス・ベランフの選挙のビラに書かれていることを抜粋・要約して紹介してみましょう。

欧州懐疑派

もし15年前にビール一杯が500フランになると聞いていたら、それを許しましたか?
ユーロ通貨の導入で大変なお金がかかっています。ユーロを救うためだけに、納税者には6000ユーロも負担になっているのです! 欧州連合は毎日ばかげた金額を我々に課しています。

フラームス・ベランフは常識を備えた唯一の政党で、はっきりと欧州連合に異議を申し立てます。

ブリュッセルの移民増に反対

もし10年前に、ブリュッセルで生まれる子供の3人に1人は外国籍だと知っていたら、どうしましたか? あなたはそれを普通だと思いましたか? 2012年に3人に1人の出生児は外国籍でした。首都圏ではベルギー国籍の赤ん坊は4.49%減少し、外国籍の赤ん坊は20%も増加しました。ベルギーに帰化した外国人の数も考えると、ブリュッセルはものすごい勢いで変化していると言えます。

フラームス・ベランフは大量の移民政策に反対する唯一の政党です。

失業対策 

もし20年前に、ブリュッセルの若者の3人に1人が失業していると聞いたら、あなたは信じましたか?

悲しいかなそれが現実です。若者の失業率がヨーロッパのなかでも極めて高いのです。理由は明白です。就業訓練の不足、高すぎる社会保障費、ブリュッセルから企業が逃げ出してこと。

フラームス・ベランフは20年も前からそのことを指摘してきました。

反イスラム

もし5年前に、あなたの子供や孫がハラール(イスラム教で許された肉など食品)を食べなければならない情況になると知っていたら、はいそうですか、と受け入れましたか? ブリュッセルの多くの学校でそれが現実となっています。アンケート調査によると、多くの学校がイスラム社会を刺激しないように豚肉を調理しなくなっています

フラームス・ベランフは、我々にとって普通の西洋の価値観をしっかり主張して、我々の社会のイスラム化に対抗し続ける唯一の政党です。

  

・・・・さて、あなたは彼らの主張をどう思いますか?

フラームス・ベランフ公式サイト

http://www.vlaamsbelang.org/

イメージは公式サイトから引用。必死で頑張るフランダースと対照的に、自転車の後ろにはペダルをこがずに楽をするPS(フランス語系社会党)の姿が。

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