ベルギーにコロナ対策特別政府が誕生。最長6ヶ月間コロナ関係で協力する方針

ベルギーにコロナ対策特別政府が誕生。最長6ヶ月間コロナ関係で協力する方針

新型コロナウイルスという国難に立ち向かうため、期間限定でベルギーに特別政府を設立する方針が発表された。

現在、連立交渉役をフィリップ王から委任されている上院下院の議長二人が、3月15日(日曜)に記者会見を行った。

ベルギーに新政府が誕生する。与野党合わせて10党がこの方針を支持する「大連立」であるが、本質的には現在のMR、Open VLD、CD&Vの体制を維持する。

布陣は、ソフィー・ウィルメス首相以下、各大臣とも同じ顔ぶれで現状と変更はない。厚生大臣マギー・デ・ブロックも続投する。危機的状況にあって継続性を優先させた。

したがって、この新政府は、コロナ対策プログラムに限定しており、この分野の予算を編成する際には、10党が支持する強力な基盤を得たかたちになり、国家安全保障委員会と合わせて、より民主的な政治決定がなされることを保証する。

ここしばらくN-VAとPSが緊急的に連立して新政府を樹立するという議論もあったが、結局のところ非難の応酬になり、ウィルメス体制という現状維持を強化する方向性に落ち着いたといえるだろう。

ベルギーでは、去年5月の選挙から正式な内閣が組閣されずにいる。「職務執行内閣」として活動している現ウィルメス政権は、あくまでも臨時という位置づけである。

木曜日に議会で信任を得て正式に成立する今回の特別政府は、3ヶ月間の期限付きの予定である。ただ1度限り延長が可能であるので、最長6ヶ月間、コロナ対策を中心とした政治活動を行う。

16.mar.2020

Photo : Sophie Wilmès Facebook

Hiroyuki YamamotoReporter
ブリュッセル在住。青い鳥編集長。ベルギーの政治経済ニュースを現地から発信。多文化国家にして欧州の中心という特殊な状況を読み解き伝える。

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