コロナ抗体をオランダ・エラスムス医療センターの老教授フランク・フロスフェルト氏が発見

コロナ抗体をオランダ・エラスムス医療センターの老教授フランク・フロスフェルト氏が発見

オランダ、ロッテルダムにあるエラスムス大学医療センターのフランク・フロスフェルト教授(Frank Grosveld 71歳)が、新型コロナウイルスに有効な抗体を発見したとオンラインで発表した。(BioRxiv

現在、英国の学術雑誌『ネイチャー』の査読を受けているが、数日中には発表される見込み。

 

趣味の研究から抗体の発見

センターのインタビュー記事によると、約15年前にはじめた趣味の研究プロジェクトがきっかけ。ネズミから、人間にも応用可能な抗体を作れないかという実験だった。

これが成功し、腫瘍の治療に役立つ抗体の開発につながった。その後、諸機関との連携で、SARSなど感染症に有効な抗体を発見するなどしていたが、そのなかで、複数の病原体に効果のあるものなど、多くの抗体の存在が確認されていた。

今回の抗体の発見は、過去のストックの中から、現在感染が拡大している新型コロナウイルスに効果のあるものが見つかったかたちである。フロスフェルト教授によると、これが感染の防止に効果がある「世界初の抗体」であるという。

 

ワクチン開発には時間がかかるが、検査には早期に導入可能

実績の豊富なフロスフェルト教授のもとには、すぐに医薬メーカーがついて、さらなる実験、臨床、ワクチン開発に向けて急ピッチの作業が進んでいる。しかし、すぐに薬や予防のためのワクチンが世界中に普及するわけではない。

しかし、問題になっている陽性検査の精度の向上には、短期間で役に立つと考えられている。

 

【リンク】オランダ・エラスムス大学医療センター(インタビュー記事・英語)

 

15.mar.2020

Hiroyuki YamamotoReporter
2008年からブリュッセル在住。東京外国語大学卒(英語)。欧州連合(EU)の情報収集と、業界向けの定期ニュース配信を行っている。

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