EUの各国首脳がブリュッセルに集まるサミット会議が12月16日に開催された。まずコロナ感染拡大およびオミクロン株の出現に対する加盟国間の協力の確認がなされた。また外交防衛の危機として、ベラルーシ経由の移民への対応や、ロシアのウクライナへの軍事圧力について意見が交わされた。
今回ドイツからはアンゲラ・メルケル首相の後任であるオーラフ・ショルツ新首相(右)がサミット初参加を果たした。
記者会見ではフランスのエマニュエル・マクロン大統領(左)はショルツ氏と和やかに質問に応対しつつも、エネルギー政策については両国間での方向性の違いが浮き彫りになるかたちに。
脱原発と再生可能エネルギーを促進しつつもガスに頼るドイツと対照的に、フランスは原発を新設しても脱炭素を目指すという姿勢だ。