欧州委員会の発表によると、ウクライナ危機に端を発するロシアの輸入制限によって打撃をうける野菜・果物の農家にショック軽減の対策を講じることが決まった。
対象の野菜・果物:トマト、ニンジン、白キャベツ、ピーマン、カリフラワー、キュウリ、ピクルス用キュウリ、キノコ、リンゴ、ナシ、生食用ブドウ、レッド・フルーツ、キュウイ
予算は1億2500万ユーロ。
ロシアが野菜・果物を買わないことで、需要と供給のバランスが崩れ(ユーロ圏で供給過多になる)、市場での商品価格が下落するのを防ぐため、実がなる前に取り除いて市場に出さないというオペレーションを行う。
直接の対象となるのは、農業グループに加盟している農家に限られるため、個人経営の農家は改めてグループの審査などを通って救済措置を求める必要がある。
9月末まで続けて、市場の動きを見てその後の判断をする。
18.aug.2014
Source: European Commission プレスブリーフィング