欧州委員会の委員長にルクセンブルクのユンカー氏が決定

欧州連合 EU の首脳会議で、元ルクセンブルク首相のジャン=クロード・ユンカー氏を欧州委員会の委員長とすることが決定した。27.jun.2014

ユンカー氏は1954年ルクセンブルク西部のルダンジュ Redange 生まれ。子供時代の大半をベルヴォー Belvaux で過ごした。国境を超えてベルギーでも学んだことがある。

 

父ジョゼフは鉄鋼関連の労働者でキリスト教労働組合連合に入っていた。ユンカー氏自身は1974年にキリスト教社会人民党に入党。その後、ストラスブール大学で法学修士を取得。弁護士の資格を得るものの、弁護士として働いたことはない。

1984年に代議院に当選し、すぐさまジャック・サンテール Jacques Santer 内閣の労働大臣に就任する。

1989年、交通事故で重傷を負い、2週間意識不明となる。しかし選挙前には復活して再当選を果たし、労働大臣と財務大臣を兼任することになる。この時期、世界銀行総裁の職も得ている。ルクセンブルク首相サンテールの後任として、確固たる地位を築いた。

その後、EU経済・財務相理事会で議長を務め、1992年に調印されたマーストリヒト条約(単一通貨ユーロの導入など現在のEUの枠組みを決定づけた)の立役者となる。

2013年にルクセンブルク首相を辞任し、今回はじめて多数決による投票が行われることになった欧州委員会の委員長のポストに立候補した。

結果は26対2で、多数の支持を取り付けた。反対したのはイギリスのデーヴィッド・キャメロン首相。(およびハンガリー)イギリスのメディアではユンカー氏の過度の飲酒・喫煙についてネガティブ・キャンペーンが展開された。

2014年欧州議会の選挙で反EU勢力が増大したこともあり、キャメロン首相はEUに懐疑的な勢力の取り込みを図ったと見られている。

ユンカー氏の任期は2014年11月から向こう5年間。経験豊富な手腕に今後注目が集まる。

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