欧州自動車工業会が2014年3月の新車登録台数を発表した。
このデータは、マルタを除く欧州連合28カ国において、乗用車の登録数と昨年に比較しての伸び率を示したものである。
昨年3月に比べて2014年は10.6%の伸びを見せており、7カ月連続で昨年の数を上回っている。
特に伸び率が大きかった地域はイギリス(+17.7%)とスペイン(+10%)。そしてフランス(8.5%)、ドイツ(+5.4%)、イタリア(+5%)など主要マーケットも3月の販売増加に貢献した。
ベルギーは残念ながら昨年同月と比較してマイナス0.5%とわずかに台数が縮小。
メーカー別に見ると、トップはフォルクス・ワーゲン・グループ(Volkswagen・Audi・Seat・Skoda)が合計33万5千台。
つづいてPSAグループ(Peugeot・Citroen)15万台。ルノー・グループ13万台。フォード12万3千台。GMグループ(Opel・Chevrolet)11万台。BMWグループ(BMW・Mini)9万1千台。フィアット・グループ8万3千台。ダイムラー・グループ(Mercedes・Smart)7万4千台。
日系メーカーは、ドイツ、フランス、イタリアを追う形で登場する。
今回、躍進したのが日産自動車。前年比15.2%も数を伸ばし6万4千台。
トヨタ・グループ(Toyota・Lexus)6万1千台。
続いて韓国勢。ヒュンダイ4万6千台。キア3万9千台。
ヴォルヴォ2万4千台。ジャガー・グループ2万3千台。
そして、最後にマツダ2万1千台。ホンダ2万1千台。スズキ2万台。三菱8千台。
(以上、百の位は切り捨て)
EU全体における、2014年最初の四半期1〜3月の登録台数は、前年同時期に比べて8.4%の増加であり、昨年に比べると景気は上向きであるという材料の一つと言えそうだ。
情報ソース:欧州自動車工業会プレスリリース(2014年3月17日)
http://www.acea.be/press-releases/article/passenger-car-registrations-8.4-in-first-quarter-10.6-in-march