「認知症に優しいまちを目指して」シンポジウム

2010年頃から「ブルージュでの認知症対策」が注目を集めはじめ、BBCはじめ日本の読売新聞やNHKなどメディアも取り上げるようになりまし た。ブルージュ のNPO団体フォトンは認知症患者をもつ家庭が介護の負担に倒れてしまわないよう、専門のカウンセラーが介護家族をも対象とするプログラムをたて、介護士や各種の療法士、ボランティアをほぼ無償で派遣するばかりでなく、商店や文化施設、警察にも、認知症患者対応の専用トレーニングを施し、街ぐるみで支える取り組みを推進しています。(写真上・中央がエレナ さんとニコさん)

2014年10月19日に埼玉県飯能市で、10月22日には東京のベルギー大使館で 開催されるシンポジウムに際して、認知症を患うニコさんと、それを介護している奥様のエレナさん、それにNPOの代表で認知症介護の専門家バルト・デルトゥールさんが来日しました。日本の認知症患者は約500万人。介護者の自助努力ばかりが美談化されて推奨され、費用は削減され、疲弊しきっている話をよく聞きます。介護者こそケアされるべき、というブルージュの考え方や地道な活動は、日本の介護にかかわる人たちにも大変参考になるはずです。

 

***終了***

10月19日(日曜日)埼玉県飯能市民開館大ホール

10月22日(水曜日)ベルギー大使館(東京)

*詳細は下記にお問い合わせください。

社会福祉法人・京悠会 042 - 975 - 3300

ベルギー大使館 03-3262-0191

 

下記に、栗田路子さんが書いた記事が掲載されています。

ベルギー・ブルージュの認知症対策が注目される理由、日本からの視察希望が続々

http://webronza.asahi.com/global/2014092400004.html

(写真上)FOTONのディレクター バルト・デルトゥール氏

Photo: ©Kurita Michiko