ルーヴェンの街紹介 Visit Leuven

歴史あるルーヴェンカトリック大学があることから、学生の街という印象が強いルーヴェン。街をゆっくり歩いてみませんか?

大学会館に見る毛織産業の名残り

ルーヴェンでは、大学が所有する建物であることを示す白いプレートをよく目にします。上の写真の左側に写っている大学会館もその一つです。プレートには大学の創設年1425と守護聖人である聖母マリアが描かれています。

現在は大学の受付やカフェが入っているのですが、ぜひ建物の外観に注目してみて下さい。毛織産業で栄えていた商業都市ルーヴェンの痕跡を確認できます。(写真:羊の毛をハサミで刈る男)

 

たくさんの彫刻が印象的な市庁舎

ルーヴェンの彫刻といえば、街のシンボルである市庁舎。ルーヴェンは世界第一次大戦でドイツ軍によって壊滅的な被害にあっており、現在の建物はほとんどが復元されたものです。しかし市庁舎はドイツ軍の基地になったことで破壊を逃れました。当時の貴重な写真は大学図書館の塔にある展示で確認できます。目視できないほど高い場所にまで繊細に施された装飾、彫像達の下に施された彫刻は映画のワンシーンのように躍動的です。

市庁舎を鑑賞していると、反対側にある教会の頭上から黄金の人形が鐘を叩いて時間を教えてくれます。

料理番組のスタジオが街中に

ルーヴェンの静かな小道を散策していると、一見何の変哲もない建物を人々が興味津々に覗いたり、写真を撮っている光景を目にするかもしれません。ぶら下がっている古いお鍋が目印「Dagelijks kost」の撮影スタジオです。「Dagelijks kost」とは「日々の食事」という意味で、オランダ語圏で人気の料理番組です。

ちょっと小太りで明るい料理家ヨルン(Jeorn)が日々の家庭料理に少しの工夫やコツを添えてレシピを楽しく紹介してくれます。番組では木目の家具がおしゃれなキッチンスタジオで、ヨルンはエプロンもつけずに料理を作りはじめます。そして彼が料理する後ろではガラス張りの壁越しに通行人が手を振り、ヨルンも目が合えば気さくに手を振り返したり。

そんな彼のレシピは細かい分量にこだわらず、手が込みすぎておらず、食材は近所のスーパーにあるものばかり。とにかく家庭で再現しやすいのです。「外食は高い!ならば自分で作ればいい」という倹約精神から料理番組が人気というのも頷けます。

学生大移動の風景

また、ベルギー人は家で家族と過ごす時間をとても大切にします。それが顕著に表れるのが金曜の午後のルーヴェンの風景です。授業を終えた学生達がスーツ―ケースを引いて実家へ直行する姿があちらこちらで見られます。スーツケースの中身はというと1週間分の洗濯物や空のタッパー。そして日曜の午後や月曜の朝に洗い立ての洋服や母親の手料理が詰まったタッパーを入れて学校に戻ってきます。

 

植物園や修道院、ビール工場などなど見どころの多いルーヴェン。皆さんにオススメな楽しみ方をまたご紹介していきます。

文と写真・AOI 10.oct.2018