7月21日ベルギー建国記念日 Fête nationale

行進のルート:rue de la Loi, rue Royale, place des Palais, rue Ducale

Parc de Bruxelles(王宮向かい): 子供向けイベント、コンサート

Place Royale(王立美術館横): BEL-Europaと題して欧州機関とベルギーの関係について紹介。

Place des Palais(王宮前): 15時30分からテレビ放映開始。軍隊行進。現役と退役軍人による。1時間程度。

花火 : 23時からベルギー各地で。

歴史

1830年当時、現在のオランダ、ベルギー、ルクセンブルクの3国は、ネーデルラント連合王国としてオランダ国王と議会に支配されていた

プロテスタント教国のオランダが政治経済で有利な実権を握り、カトリック教徒が多い南部のフランダース、ワロン地方は不満を抱えていた。この年の7月、フランスで市民革命が起こり、ベルギーも大いに触発された。

そんな折り、モネ劇場で公演されたオペラ作品「ポルティチの唖娘」を観劇して興奮した観客が暴動をはじめ、政府機関を次々と占拠していく。

このオペラは、ナポリの魚売りのマサニエッロがスペインに対して起こした一揆が題材だった。当然、オランダ軍が鎮圧に乗り出したが激しい戦闘の後もブリュッセルを陥落されることはできず、9月26日にベルギー臨時政府が設立、10月4日に独立宣言が行われた。

1831年7月21日、ドイツのザクセン=コーブルク=ゴータ家からレオポルド1世を国王に迎えた。この日をベルギーでは建国記念日として国民の祝日に指定している。

1856年建国記念日の王宮前の様子(当時はまだ公式な祝日ではなかった)前庭がまだなかった様子も分かる。

 

photo of fireworks : visit.brussels & Eric Danhier