モネ劇場オペラ情報

モネ劇場オペラ情報

モネ劇場のオペラ作品や、ブリュッセルを中心としたコンサートや音楽イベントをご紹介します。

 

オペラ

 

♪Carmen「カルメン」

作曲:Georges Bizet(ビゼー1838~1875)

指揮:Nathalie Stutzmann

演出:Dmitri Tcherniakov(1970年モスクワ~)

公演日:6月3,5,6,7,10,11,14,15,17,18,20,22,24,25日 

開演:19h30、(14日、24日は14h) 日曜日15h

チケット発売開始日:4月29日 人気がありますのでお早めに

公式サイト(英語ページ)
https://www.lamonnaiedemunt.be/en/program/1955-carmen

 

内容:

フランス人作曲家ビゼーが、P. Mériméeの同名の小説を基に作曲した。彼の最大の傑作となったこのオペラは、オペラ観賞をしない人でも、このオペラの中のメロディーはどこかで1度は聴いたことがあるという、世界中で最もポピュラーなオペラ。

しかし、今回の「カルメン」は過激な読み替えと常識破りで有名な演出家Tcherniakovが、1875年のパリでの初演以来の演出のコンセプトを全て変えて、時代は今現在、舞台はスペインではなく、ジプシーも闘牛士も登場しないというオペラになっている。

2017年夏のエクサン・プロヴァンス音楽祭で大きな話題を呼んだ作品で、それが今回モネ劇場で再演される。

作曲家にこのオペラを注文したパリ・オペラ・コミックでは、オペラ内に音楽のないセリフがあることが慣例だが、そのセリフも今回演出家Tcherniakovが書き直している。 

全4幕 フランス語

あらすじページ(リンク)

*今回のTcherniakov氏の演出版の説明の後に、比較のため「カルメン」の通常版のあらすじも記載しておきます。

 

♪ I Grotteschi「イ・グロテッシ」世界初演


作曲:Claudio Monteverdi(モンテヴェルディ1567~1643)

指揮・編曲:Leonardo García Alarcón

演奏:Cappella Mediterraneaバロックアンサンブル

演出:Rafael R. Villalobos

公演日:第1部4月11,15,17,19,24,26日
第2部4月13,22,27,29日5月2,3日
開演:19h、日曜日15h
チケット発売中


内容:
モンテヴェルディは≪オペラ≫がまだ生まれていなかった1607年に、ギリシャ悲劇の復活として≪音楽による劇(Dramma per Musica)≫という新しい音楽様式を作り上げ、詩人オルフェオが、冥界に愛しいエウリディチェを探しに行く「オルフェオ」を作曲する。また晩年には、トロイ戦争に行って帰らぬ夫を待つペネローペの物語の「ユリッセの帰還」、ローマ皇帝ネロが、寵愛するポッペアを皇后とする「ポッペアの戴冠」を作曲し、彼の数多いオペラ名作の中からこの3つの代表作を基盤に、モネ劇場が世界初演の新作オペラを創り、2晩に分けて上演する。


この3つのオペラの登場人物は計50人を超えるが、この新作「イ・グロテッシ」では演出家で台本を書いたRafael R. Villalobosが、それぞれの役に複数のキャラクターを持たせて一握りのグロテスクな登場人物に縮小した。

時は現代で、コロナ・パンデミックの最中に、外と遮断されながらも家族経営のビジネスに成功したある家族の物語。オルフェオがエウリディチェの死を悼む一方、ペネローペは重病の夫ユリッセを辛抱強く見守り、この状況を利用して、若いネロは野心的なポッペアとともに帝国を掌握する計画を立てるという、それぞれの物語を内包し、家族は喪失感と欲望の狭間で、徐々に息詰まる権力闘争に陥っていく。イタリア語

あらすじ

 

モネ・シンフォニーオーケストラ・コンサート 残席わずか

5月4日17h

場所:パレデボザール

指揮:A. Altinoglu アルト:N. Gubisch モネ女声合唱とモネ・アカデミー子ども合唱団

マーラー作曲 交響曲第3番

 

モネ歌曲リサイタル≪Vocalissimo≫

(券を1枚購入すると、同じカテゴリ-のもう1人分の券が無料になります。また30歳未満10/25ユーロ、成人同伴の15歳未満は無料)

 

「Europa- A prayer」

4月23日20h

場所:モネ劇場

メゾソプラノ:Karine Deshayes Contrastアンサンブル

マーラー、ドボルザーク、バルトーク、ラヴェル、プロコフィエフ作曲の作品

 

「Mirrors」

5月3日20h

場所:パレデボザール

ソプラノ:Jeanine De Bique コンセルト・ケルンアンサンブル

ヘンデル、テレマン、Graun他 作曲のバロックオペラからの歌曲

 

モネコンチェルティニ

場所:モネ劇場フォワイエ

開演:金曜日12h30 (開場12h)

入場料:10ユーロ
(シニア、30歳以下、アボンヌモン所有者7ユーロ)

 

4月25日オルガンコンサート

オルガン:B. Prunetとモネ弦楽器奏者 

バッハ、B. Mernier他 作曲の作品

 

5月9日

場所:モネアトリエ6階Salle Fiocco

ピアノ:I. Spinette

歌曲プログラム

5月16日モネ金管楽器五重奏

ベルギーの新しい金管楽器五重奏曲

 

5月23日

場所:モネアトリエ6階Salle Fiocco

バリトン:L. Cortoos(モネ・アカデミーの受賞者)

モネ室内アンサンブル ピアノ:V. Van Audenhove

プーランク作曲の作品 

 

*モネ劇場ガイドツァー
モネ劇場の300年の歴史やオペラ制作アトリエを見学できます。(英語・仏語・蘭語)
www.lamonnaiedemunt.be/en/program/1639-guided-tours
日時:月1〜2回、土曜日12h
集合場所:モネ劇場裏のアトリエ入口(Rue Leopold 23, 1000 Brussels )
入場料:15ユーロ (30才未満7.50ユーロ)、年間券(アボンヌモン) 所有者無料

8歳からの子どもと家族のためのオペラ座ガイドツァー(成人同伴で8ユーロ) 残席わずか
3月8日10h、14h オランダ語 10h30、14h30 フランス語

シンフォニーコンサート、歌曲リサイタル、ダンス、モネ劇場ガイドツァー、コンチェルティニの来シーズンのチケットは、6月26日から発売されています。