モネ劇場のオペラ作品や、ブリュッセルを中心としたコンサートや音楽イベントをご紹介します。
【最新情報】
モネ劇場の2025-2026年シーズンの公演は、20年間務めたPeter de Caluwe現劇場長が12月までのプログラム、2026年1月からは、モネ劇場史上初の外国人(ドイツ人)で女性のChristina Scheppelman新劇場長のプログラミングとなります。
今シーズンは、11月27日に今シーズン来年6月までの以下の残りの全4つのオペラ公演のチケットの販売が開始されました。例年の発売方法から変更されましたので、満席になる前にお求めください。特に人気の高いモーツァルトやトスカはお早めに。
シンフォニーコンサート、歌曲リサイタル、ダンス、モネ劇場ガイドツァー、コンチェルティニのチケットは、6月26日からチケット発売中です。
オペラ
♪Tosca「トスカ」
作曲:Giacomo Puccini(プッチーニ1858~1924)
指揮:Jordan De Souza 演出:Rafael R. Villalobos
公演日:開演時間20h 6月17,18,20, 24,25, 30日、7月1日
開演時間15h 6月21,27,28日
開演時間18h 6月23日
11月27日から発売中 全公演日残席わずか
初演:ローマ1900年1月14日
内容:
イタリアの作曲家プッチーニは、フランスの劇作家ヴィクトリアン・サルドゥ(Victorien Sardou)の戯曲「ラ・トスカ」を1889年に観劇して魅了され、前作オペラ「ラ・ボエーム」の作曲終了後にこの「トスカ」を作曲する。
台本はルイージ・イッリカ(Luigi Illica)とジュゼッペ・ジャコーザ(Giuseppe Giacosa)の二人の作家が担当した。プッチーニは彼らと他の名作「ラ・ボエーム」や「蝶々夫人」も共同制作している。
「トスカ」は2時間という短い作品ながら、フィギュアスケートの音楽などで誰もが1度は耳にする有名なアリアがちりばめられている。1幕カヴァラドッシのアリア「妙なる調和」、第2幕トスカのアリア「歌に生き、愛に生き」、第3幕カヴァラドッシのアリア「星は光りぬ」など名曲ばかり。
音楽とドラマが完璧に密着したオペラの最高傑作。
3幕 イタリア語
簡単なあらすじ:
ローマの歌姫トスカの恋人は、反体制派の画家カヴァラドッシ。彼を逮捕させたローマ警視総監スカルピアは、恋人の助命を交換条件に彼女の体を求める。追い詰められたトスカは、テーブルのナイフでスカルピアを刺し殺す。恋人カヴァラドッシは偽の銃殺刑になると知らされていたトスカの目前で彼は本当に銃殺され、トスカには警視総監殺しの追手が迫る。絶望したトスカは、「スカルピアよ、神の御前で」と叫び、サンタンジェロ城から飛び降りる。
♪Medusa「メドゥーサ」世界初演
作曲:Iain Bell(ベル1980~)
指揮:Michiel Delanghe 演出:Lydia Steier
公演日:開演時間20h 5月5,7,9,12,15, 19日
開演時間15h 5月17日
11月27日から発売中 公演日によって残席わずか
♪Idomeneo, re di Creta「クレタの王イドメネオ」
作曲:Wolfgang Amadeus Mozart(モーツァルト1756~1791)
指揮:Enrico Onofri 演出:Calixto Bieito
公演日:開演時間19h 3月10,12,18,20,24,26,28日
開演時間15h 3月14,22日
11月27日から発売中 公演日によって残席わずか
初演:ミュンヘン1781年1月29日
内容:
モーツァルトがミュンヘンのバイエルン選帝侯の依頼を受け25歳の時に完成したこのオペラ・セリア(高貴でシリアスなオペラ)は、彼のオペラの最初の大成功作品となった。ギリシャ悲劇を題材にしたA. Danchetの台本を基にG.B. Varescoが台本を書き、モーツァルトも台本制作に深くかかわった。初演以来様々な改訂版があるが、モーツァルト自身が、作品として最も完成度が高いオペラと発言したとされる、深い感情表現を持ち、迫力のある18世紀オペラセリアの最高傑作の1つ。
全3幕 イタリア語
簡単なあらすじ:
トロイア戦争後、ギリシャに負けたトロイアの王女イリアは、クレタ島で捕虜となり、またアルゴスの王女エレットラも同じ島に亡命中である。クレタ島の王イドメネオは長いトロイア戦争からの帰途にあり、その息子、まだ互いに顔を知らないイダマンテはクレタ島で父の帰りを待っていて、捕虜のイリアと互いに想いを寄せている。海路に嵐に襲われたイドメネオ王は、海神ネプチューンに「自分たちの命を助ける代わりに、岸辺で出会った最初の人間を生贄として神に捧げる」という誓いをし、受け入れられて一命をとりとめる。しかし最初に出迎えた人間は息子イダマンテ。息子を想う王の苦悩、イダマンテを巡るイリアとエレットラの愛憎。最後には海神ネプチューンの神託によってハッピーエンドで幕となる。

♪Benvenuto Cellini「ベンヴェヌート・チェッリーニ」
作曲:Hector Berioz(ベルリオーズ1803~1869)
指揮:Alain Altinoglu
演出:Thaddeus Strassberger
公演日:開演時間19h30 1月28,31日、2月3,5,11,14,17日
開演時間15h 2月8日
11月27日から発売中
初演:1838年パリ
内容:
モネ劇場の史上初の外国人(ドイツ人)で、初の女性のChristina Scheppelman新劇場長によるプログラミングの最初のオペラで、演出家もモネ劇場初登場T. Strassberger。
またこのオペラは、長いモネ劇場史で初めて公演される。
16世紀のイタリア・フィレンチェの実在の彫刻・彫金家ベンヴェヌート・チェッリーニが、58歳の時に自伝「La vita(我が生涯)」を書き(岩波文庫古賀弘訳)、ルソー、スタンダール、ゲーテにも影響を与え、作曲者ベルリオーズもこのオペラを作曲した。オペラの主題は「芸術・芸術家」で、初演当初は不評でお蔵入りしたが、近年頻繁に取り上げられている色彩的なハッピーエンド・オペラ。このオペラの中から生まれた管弦楽曲「ローマの謝肉祭」は特に有名。
全2幕4場 フランス語 約3時間
簡単なあらすじ
フィレンチェの彫金家チェッリーニが、ローマ法王より、ギリシャの半神の英雄ペルセウスの彫像の注文を受ける。彼は法王の財務官の娘テレサに思いを寄せ、彼女も彼を憎からず想っている。彼女に横恋慕する、チェッリーニのライバルで法王の彫金家フィエラモスカの嫉妬。謝肉祭の仮装の雑踏に紛れてのチェッリーニによるテレサの誘拐。法王は、彼が制作中のペルセウス像を、その晩のうちに見事に完成させれば結婚を許すが、失敗すれば絞首刑と譲歩する。職人達を指揮しての、チェッリーニの大奮闘で、恋敵のフィエラモスカも、同じ芸術家としての意気に感じて協力する。遂にペルセウス像は完成し、チェッリーニはテレサとの結婚を許され、めでたく幕となる。
>>>詳しいあらすじ
♪Norma「ノルマ」
作曲:Vincenzo Bellini(ベッリーニ1801~1835)
台本:Felice Romani(ロマーニ1788~1865)
指揮:George Petrou
演出:Christophe Coppens
場所:モネ劇場
公演日:開演時間19h30 12月9,11,13,16,18,23日
開演時間15h 12月21,28日
開演時間18h 12月31日
12月11日と31日のみに残席わずか 他は待ち人リスト受付
内容:
1831年30歳のベリーニが、成功したオペラ「夢遊病の女」と同じ台本作家ロマーニの台本で作曲した、彼の10のオペラの8番目の作品。 当時の著名な脚本家であったロマーニは、パリ・オデオン座で公開されたLouis-Alexandre Soumet作の同名の舞台劇を観てオペラにすることを考え、手を加えて台本を書いた。主役のノルマ役は、民衆を導く指導者、小さな子供の行く末を案じる母、そして一人の男を想う女性としての引き裂かれた感情の表現力が要求され、ソプラノ歌手にとって最も難度の高い役の1つ。平和を祈るアリア「清らかな女神(Casta Diva)」は特に有名。
現代人にも通ずる愛憎の三角関係が、美しく凛としたメロディで描かれ、それはまさにベッリーニが「オペラとは我々を歌唱によって泣かせ、震えさせ、死なせるものである」と語るように、ベルカント(美しい声と歌い方)・オペラの醍醐味といえる傑作。
全2幕 3時間10分(休憩1回)イタリア語
簡単なあらすじ:
占領国ローマの圧政に苦しむガリア(現フランス)の人々は決起の時を待ち望んでいたが、それをドルイド教の巫女長ノルマが必死に阻止していた。
実はノルマは、秘かに敵国ローマの司令官ポリオーネと愛し合い、2人の子があったのだ。
だがポリオーネの愛は今はノルマを離れ、若い巫女アダルジーザに移っていた。
それを知ったノルマは「いっそ子どもを殺して自害しよう」と思いつめるが、アダルジーザがノルマとの友情を取ると彼女を説得し、恋敵である2人の心が美しく共鳴し溶け合う。
ノルマにポリオーネを譲り身を引こうとするアダルジーザだったが、彼はアダルジーザのその提案を拒否するので、ついにノルマは決起を決意し戦闘の銅鑼を鳴らす。
ローマへ帰国命令が出ているポリオーネは、アダルジーザを連れ去ろうと神殿に侵入し捕らえられ、ノルマは「アダルジーザを忘れるという約束と引換えに、お前の命だけは助けよう」と言うが、彼は取り合わず逆にアダルジーザを助けるように求める。
火刑台の準備が整い、愛を失った女の悲しみは英雄的な自己犠牲に昇華され、ノルマは「生け贄にされるべき裏切り者は私だ」と人々に告げる。
それを聞いたポリオーネは、ノルマの崇高な行為に「貴女は素晴らしい女性なのに、自分はそれを知るのが遅すぎた」と許しを請い、彼女とともに火刑場へと向かい幕となる。
>>>詳しい「あらすじ」

♪Ali「アリ」
コンセプト:Grey Filastine、Ricard Soler Mallol
作曲:Grey Filastine、Walid Ben Selim、Brent Arnold
台本:Ali Abdi Omar、Ricard Soler Mallol
指揮:Michiel Delanghe
演出:Ricard Soler Mallol
公演日:開演時間20h 10月31日、11月5,6,8日
開演時間15h 11月2,9日(11月4日は学校対象14h)
演奏:モネ室内オーケストラ
内容:
"望んで故郷を離れる者はいない"
このオペラは、ソマリアの少年アリ・アブディ・オマールの実話を描いています。故郷ソマリアを襲う恐怖から逃れるには、ただ1つの道しかなかったのです。
アリは、«アフリカの角»からヨーロッパの中心部へと至る、危険なリビアの移民のルートを2年間辿り、道中、困難を乗り越えて友情が芽生え、恐怖の中に希望を見出します。2019年、14歳のアリはついにブリュッセル南駅に到着します。
打楽器奏者でマルチメディア・アーティストのGrey Filastineは、Walid Ben Selim、Brent Arnoldと共に、3人の歌手、シンセサイザー、電子音楽、弦・管楽器奏者の11人による音楽を作曲し、6人のダンサーを加え、アリの旅の音楽と心理的風景を表現しています。
また彼は、演出家リカルド・ソレール・マロルと共同で、実在の主人公アリ本人と共同で書かれた台本に、絶望の勇気に突き動かされ、大陸や文化を超える多くの人々の模範となるアリの移住の旅を、現代の問題点を浮き彫りにするオペラへと昇華させました。
全1幕 1時間30分(休憩なし)フランス語、ソマリ語、アラビア語
♪Falstaff「ファルスタッフ」
作曲:Giuseppe Verdi(ヴェルディ1813~1901)
指揮:Alain Altinoglu
演出:Laurent Pelly
公演日:開演時間20h 9月24,26,30日、10月2,4,7,9日
開演時間15h 9月21,28日
内容:
引退を決め込んでいた76歳のヴェルディのもとに、前作「オテロ」の台本を書いたA.Boitoが、台本を送ったことで誕生した作品。
シェークスピアの戯曲「ヘンリー4世」の1部分と「ウィンザーの陽気な女房達たち」が素材とされている。
ヴェルディが楽しんで作曲した最後のオペラで、イタリアオペラの金字塔ともいえる愉快な喜劇だ。
全3幕 イタリア語
公式サイト(英語ページ)
https://www.lamonnaiedemunt.be/en/program/1606-falstaff
オペラ以外のモネ企画のコンサート他 チケット発売中
コンサート
子どもと家族のためのコンサート「Snake」 残席わずか
12月20日14h、16h30 場所:モネ劇場 モネ子ども・青年合唱団 指揮:B. Giaux
作曲:Howard Moody 演出:B. De Leersnyder 12歳以上の子どものための舞台付きコンサート 英語 仏蘭字幕
子どもと家族のための Origami-Opera「Salt-Ice」(8歳以上)
3月8日11h仏語、14h仏語。14日11h仏語、14h蘭語。15日11h蘭語、14h仏語 場所:モネアトリエ6階Salle Malibran
作曲・演出:Ruben Zahra
衣装や小道具に折り紙を用い、子どものダンス、ビデオ、ピアノと弦楽四重奏の音楽が調和した、2人の子どもが父の快復を願って魔法の花を探しに行く室内オペラ。 休憩無し1時間 入場料:15ユーロ(10歳未満10ユーロ)
モネシンフォニーオーケストラ 子どものためのコンサート(6歳以上)
2月15日14h、16h30 場所:パレデボザール 指揮:Alan Altinoglu
チャイコフスキー作曲 バレエ組曲「くるみ割り人形」
モネ・シンフォニーオーケストラ
1月9日20h 場所:パレデボザール 指揮:Alain Altinoglu トランペット:L. Moercant
ベルリオーズ作曲 序曲「ローマの謝肉祭」、C. Lindberg作曲 「Akbank Bunka」トランペットと室内オーケストラのための協奏曲、グリーグ作曲 「ペール・ギュント」組曲より
モネ歌曲リサイタル≪Vocalissimo≫
(券を1枚購入すると、同じカテゴリ-のもう1人分の券が無料になります。また30歳未満10/25ユーロ、成人同伴の15歳未満は無料)
https://www.lamonnaiedemunt.be/en/program?c=6#a
12月14日17h
場所:モネ劇場 メゾソプラノ:R. Lupinacci、テノール:E. Scala、ピアノ:O. Bronchti 「Arie Da Camera」
ロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティ他作曲の歌曲
2月7日20h
場所:モネ劇場 テノール:Joshua Stewart、ピアノ:Courtney Bryan
「Man without a Home」ディスポラ・アフリカの文化や遺産に触発された音楽
Bryan、バーンスタイン、バーバー、リスト他 作曲の歌曲
モネダンス
10月29、30日18h、21h
場所:モネアトリエSalle Malibran 「White Box」
演出・映像・台本:Sabine Theunissen 振付:Gregory Maqoma
1897年に出発した若い2人の探検家が北極圏で遭難し、33年後に奇蹟的に大量の未現像のフィルムと共に見つかったことをもとにした作品。
1月7,8,9,10,15,16,17,18日 ダンスグループROSAS 「Brel」 売り切れ
場所:Thèâtre National 振付け:Anne Teresa De Keersmaeker、Solal Mariotte
モネコンチェルティニ
劇場で上演するオペラの作曲者や関連する作品を、モネオーケストラのメンバーなどで紹介する、気軽なお昼の室内楽コンサート。演奏はモネ広場に同時に生放送されています。
場所:モネ劇場フォワイエ(編成によっては劇場裏モネアトリエ6階Salle Fiocco)
開演:金曜日12h30 (開場12h) 入場料:10ユーロ (シニア、30歳未満、アボンヌモン所有者7ユーロ、15歳未満5ユーロ)
https://www.lamonnaiedemunt.be/en/program/2743-concertini
12月5日 場所:モネアトリエ6階Salle Fiocco
弦楽四重奏とジャズトリオによるジャズコンサート J. Prins、ヴィラ・ロボス、ジョン・レノン作曲の曲、他のクラッシックジャズ
12月12日
モネ低音金管楽器アンサンブル ドビュッシー、バーバー、ガーシュイン他の楽曲
12月19日
シューベルト作曲 ピアノ三重奏曲D. 929
1月9日
ピアノ:J. Michiels Kris Defoort作曲 DedicationⅡ(2023)
1月16日
モネ低音金管楽器 Brian Lynn(1978~)作曲 First Shout、Four For Four他
1月23日 場所:アトリエ6階Salle Malibran
H. Noben作曲 室内オペラ「A l'extrême bord du monde」
1月30日
ヴァイオリン:F. Sonnen、ピアノ:高橋やす子 ラヴェル作曲 ソナチネ、ドビュッシー作曲 ソナタ 他
2月6日 場所:アトリエ6階Salle Fiocco モネ金管楽器アンサンブル ムソルグスキー作曲 「展覧会の絵」
*モネ劇場ガイドツァー
モネ劇場の300年の歴史やオペラ制作アトリエを見学できます。(英語・仏語・蘭語)
www.lamonnaiedemunt.be/en/program/1639-guided-tours
日時:月1〜2回、土曜日12h
集合場所:モネ劇場裏のアトリエ入口(Rue Leopold 23, 1000 Brussels )
入場料:15ユーロ (30才未満7.50ユーロ)、年間券(アボンヌモン) 所有者無料
8歳からの子どもと家族のためのオペラ座ガイドツァー(成人同伴で8ユーロ) 残席わずか
3月8日10h、14h オランダ語 10h30、14h30 フランス語
シンフォニーコンサート、歌曲リサイタル、ダンス、モネ劇場ガイドツァー、コンチェルティニの来シーズンのチケットは、6月26日から発売されています。

