ワロニー・ブリュッセルのお祭り

KID NOIZE - Brooklyn

Nicola Testa - Rainbow

Vague à l'âme - La Smala

 

9月27日(日曜)20時から22時まで、イクセル地区フラジェイでシャンタル・アケルマンの映画(短編3本)

– Saute ma ville (Chantal Akerman, Belgique 1968, NB / 13′ / sonore)
– La Chambre (Chantal Akerman, Belgique 1972, couleur / 10′ / muet)
– Le 15/8 (Chantal Akerman, Belgique 1973, NB / 42′ / VO FR)

1950年6月6日、ブリュッセルに生まれ。ユダヤ系ポーランド人移民の家庭に生まれた。第二次世界大戦中、母と母方の祖父母はアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所へ送られており、生還したのは彼女の母だけだった。18歳の時から映画制作をはじめ、これまで40本以上の作品を手がけている。一時期ニューヨークを拠点としていたが、現在ではパリ在住。

 

もちろん、ブリュッセル以外のワロン地方各地でも今週末から映画やスポーツイベントが催されています。【カレンダー】

このフェスティバルを主催しているのは、La Fédération Wallonie-Bruxellesです。ブリュッセルとワロン地方のフランス語を話す人々のための行政機関で、行政、文化、スポーツ、若者、科学、司法の分野で住民サービスを提供しています。

簡単に解説しておくと、まずベルギー王国は連邦政府です。ただし、複数の言語と文化が混じり合っているために、中央政府だけでは行き届いた行政サービスができません。そこでオランダ語共同体、フランス語共同体、小さいですがドイツ語共同体という3つのコミュニティー政府があるのです。

言語によって分かれ、文化的なことを処理するこれらの「共同体」に加えて、より地理的な枠組みで行政を行う「地域政府」もあるのが、ややこしいところです。ちなみに地域は「フランダース」(北部)、「ワロン」(南部)、「ブリュッセル」(首都)の三つに分かれています。分かりましたか? いや、分からなくてもいいんです。ちょっと複雑なことだけ感じていただければ。あとはイベントを楽しんでください。