アントワープ港が麻薬密輸の抜け穴

アントワープ港が麻薬密輸の抜け穴

2023年10月にアントワープ港で押収されたコカインが23トンにも上ったことが判明した。2022年の1年間が110トンだったことを踏まえると、驚異的な数字と言えるだろう。アントワープ港でのコカインの押収量はこの5年間で約2倍に膨れ上がっているそうだ。

背景には、コカインが南米からヨーロッパへ不正に輸入される際の主要な入り口が、いまだにアントワープ港のみであることが挙げられる。

税関や警察も警戒を強めている。専門家による鑑定も厳しくなったうえ、オランダなどの近隣諸国やコカインの輸出国などとの連携も強化している。果たして、来年には減少傾向に転じることができるだろうか…。

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