欧州送電網協会ENTSO-Eによると、今冬のベルギーの電力生産能力は高水準を維持、高圧電信事業者Eliaも同様の見解を示している。ただし原子力発電所Doel 4の稼働停止が長引けば追加の電力供給が必要となり、価格上昇につながる可能性がある。
通常ベルギーが必要とする電力輸入は1ギガワット未満だが、Doel 4の再稼働が遅れたり、他要因(低気温や再生可能エネルギーの低迷等)が重なると輸入もあり得る。Eliaは輸入に伴う価格上昇リスクを示唆、フランスの原発稼働状況も注視している。
エネルギー企業EngieによるとDoel 4の再稼働は11月末を予定しているという。(シロ)