ベルギーで一人暮らしをしている障害者に支給される所得保障手当(ARR)が2026年に2%引き上げられることが発表された。
この引き上げは、通常のインデックス調整に加えて行われるかたちで、2028年にも再度実施の予定だ。これは受給者にとって年間約600ユーロの増額となる。
この措置は障害者の生活支援を強化するための追加的な取り組みとして位置付けられている。
背景にあるのはベルギーの障害者が抱える問題にある。
一般の健常者であれば、貧困や社会的に排除されるリスクが18.2 %であるのに比較し、障害者は29.9%と高く、特に一人暮らしの障害者は貧困リスクが80%近いという現状がある。
2025年8月時点でARRを受給しているのは70,351人で、この手当が医療費や生活必需品を賄う唯一の収入源となっているケースが多い。
連邦政府で消費者保護、社会的不正撲滅、障害者、機会均等を担当するロブ・ベーンデルス大臣は、この手当拡充で障害者の所得と尊厳を守ることを目指すと語った。
ちなみに、収入制限などの要件を満たしていれば、ベルギーに居住している外国人であっても受給対象となる。(編)

