スーパーでのワインは陳列棚の位置、照明、ラベルの色やデザインなど消費者心理を刺激し、無意識に「良さそう」と思わせる戦略に基づいている。
例えば「限定」「受賞」などの表示は今買わなければという感覚を煽るし、高すぎず低すぎない安心価格帯は多くの消費者が吸い寄せられるゾーンだ。
こうした仕組みに気づかずに選ぶのは店側の思惑通り。だからこそ、自分好みの一本を探すにはラベルやセールに惑わされず、産地やぶどう品種に注目、同価格帯で比較、試飲会やレビューを通じて自分の好みを知っておくと有効だ。
スーパーの棚に潜む演出に気づいた時、あなたのワイン選びはより豊かになるかもしれない。
(シロ)

