ベルギーでジャガイモが大幅に余る異例の事態が起きている。国内の貯蔵庫には現在約80万tもの在庫が残り、例のない規模。
背景には、近年の価格高騰を受けて農家が作付面積を増やしたことに加え、天候にも恵まれ収穫量が多かったことがある。
ベルギーは冷凍フライドポテトの世界有数の輸出国で、ジャガイモ事業は重要な基幹産業だ。
しかし加工会社は契約栽培分を優先して買い取るため、契約外のジャガイモは行き場を失い、価格下落の要因となる。
余剰分は家畜飼料やバイオガス原料に回される可能性もあるが、農家にとっては収入減につながりかねない。
フリッツの国ベルギーは、豊作ゆえの“ジャガイモ危機”に直面しているのだ。
(シロ)

