ベルギー人は平均すると26歳まで実家で暮らしていると、ユーロスタット(欧州の統計機関)の調査で明らかになった。
フランスやドイツでは、平均年齢24歳、オランダでは23歳となっている。つまり、ベルギー人は近隣諸国の若者に比べて、実家を出るのが2~3年遅い。
アントワープ大学の社会学者ディミトリ・モーテルマンス氏は、以下の理由を挙げている。
「まず親が子供たちに家にいて欲しいと考えていること、若者たちは自立したくても住宅を購入するのは高額のため簡単ではないこと、そして一度実家を出た後に出戻るのは失敗したように感じるため、実家を出るという決断は最終決定であること」
文化的、経済的、そして若者の思考パターンなど、複数の要因が独り立ちのタイミングを左右しているようだ。