ベルギーの古都として人気の観光地ブルージュは、歴史ある美しい建物や芸術文化を目当てに外国から多くの観光客が押し寄せる。
街に暮す市民は12万人なのに対して、昨年は830万人の観光客が訪問した。繁忙期には一日で7万1000人という記録もあり、住民の半数に相当する。
観光業を生業にするブルージュ市民も多いが、混雑に難色を示す人も増加中。例えば、自転車が運転しにくい。商店やカフェ、レストランの価格が上がった。ゴミが大量に発生する。
行政当局も住民の不満に対して対策を講じており、中心部では新しいホテルの開業は認められていない。(山)
photo: Andy Hay