ベルギーの銀行が貯蓄金利を引き上げ、3%前後の利率も

ベルギーの銀行が貯蓄金利を引き上げ、3%前後の利率も

預金者にとって朗報。ベルギーの銀行では、貯蓄口座(compte d'épargne/spaarrekening)に適用される金利が上昇している。

これは欧州中央銀行(ECB)が銀行へ適用する預金金利を2%から2.25%へ引き上げたことが背景にある。ユーロ圏のインフレを抑えることが目的で、政策金利が引き上げられたのは3年ぶりのこと。

ECBが金利をあげると、市中銀行は住宅ローンなどの貸出金利だけでなく、預金者に支払う金利も引き上げる傾向がある。実際に複数の銀行が貯蓄口座と組み合わせた金利を引き上げている。

例えばBelfiusは、Flow口座の基本金利を最大1.60%に引き上げ、継続預金ボーナス1.50%と合わせると、合計3.10%の利率となる。ただし、Flowでは毎月600ユーロまでしか預金できないという制限もあるので注意したい。

ING、Argenta、NIBC、vdk bankなども貯蓄口座と組み合わせて3%前後の高い金利を提供している。

必ずしも「金利が高い=もっともお得である」とは限らない。各行ごとに細かい制限もあるため、入金上限や受け取り条件など、内容が本当に自分の状況に適しているか細かく確認すべきだろう。

今後の見通しだが、BelfiusとINGは、ECBが2026年中は基本的に中立的な金融政策を続けると予想している。

ただし、2026年第4四半期に追加の利上げが行われる可能性もあるという。

INGのチーフエコノミストは、ECBが預金金利をさらに0.25%引き上げる可能性はあるものの、それで一段落すると見ている。

ベルギーで貯蓄をする人にとって、金利上昇はインフレで現金の実質的な価値が目減りする中ではプラス材料となる。

(奥村夏美)

 

写真上/ドイツ・フランクフルトにある欧州中央銀行本店

写真下/欧州中央銀行総裁クリスティーヌ・ラガルド

 

 

© Thomas Wolf © Christine Lagarde

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