電動キックボードや自転車をめぐる規制強化の動きが進んでいる。連邦モビリティ担当大臣クルック氏は、事故急増を背景に、電動キックボード利用者へのヘルメット着用義務と登録証導入を検討、2026年初頭の施行を目指すという。
これに対し、シェアリング大手Bolt社は、こうした提案が代替交通手段の浸透を妨げ、自動車等への回帰を招く可能性を指摘、安全教育やインフラ整備の先行が重要との立場をとる。
また、ブリュッセル市中心部の歩行者専用ゾーンでは、電動キックボードと自転車の通行制限や禁止、代替ルートの整備や速度制限も議論されるが、監視や罰則、インフラ整備など課題も残る。今後の制度設計と市民の理解が焦点となりそうだ。
(シロ)


