首都圏の警察組織統合案に自治体反発

首都圏の警察組織統合案に自治体反発

ブリュッセル首都圏では、警察組織統合をめぐって連邦政府と地域自治体との間で意見が対立している。政府は、現在6つに分かれる警察区域を2027年までに統合、広域的な安全戦略を実施する方針だ。人口増加や犯罪状況へ対応し、資金配分の基準も見直すという。

これに対してブリュッセルの19自治体の市長らは強く反発。現行の警察協力体制は十分に機能し、統合が進めば地域に根ざした活動が損なわれると懸念する。慢性的な資金不足に対しては、連邦政府からの安定した資金提供こそが必要だと主張する。

広域統一による効率化を目指す連邦政府と、地域密着型を重視する自治体、今後の議論の行方が注目される。

 

Photo : https://www.police.be

新着記事 Actualité Nieuws