フランダースの公共住宅、言語習得が入居条件

フランダースの公共住宅、言語習得が入居条件

フランダース地方では、家賃の安い公営住宅の入居者はオランダ語を習得する必要がある。

このたびフランダース新政府は、その条件を強化することを決定した。必要なオランダ語レベルが、現在のA1レベルからB1レベルへと引き上げられることになる。

ただし、試験は住宅付与から2年後に行われるとメリッサ・デプラーテレ住宅担当大臣(蘭語系社会党Vooruit)は説明した。

大臣は「言語習得は前提条件ではない。私たちが求めているのは、人々が公営住宅にいる間、オランダ語を学ぶ努力をすることである」と付け加えた。

つまり最初から高いオランダ語能力を求めているわけではなく、猶予期間の2年の間に一定のオランダ語レベルに達するよう努力して欲しいということだ。

B1レベルとは、読解とヒヤリングにおいて生活および仕事で使う事柄を大まかに理解し、同様に基礎的なことを書いたり話したりして表現できる能力が求められる。


また、障害があるなど一定の条件を満たせば、例外規定も適用される。2023年より以前に入居した人には、下位レベルのA1 が引き続き適用される。

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