ブルターニュ出身のシェフ、アラン・トルーバ(Alain Troubat) の店が再オープンした。それを聞いて小躍りする人はなかなかのグルメである。(文・宮崎真紀/ボナペティ)
STIRWEN
Chaussée Saint-Pierre 15,
1040 BRUXELLES
+32 2 640 85 41
定休日:土曜&日曜
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しかし伝説のシェフがキッチンに復活したわけではなく、彼の指教を受けた若いシェフとソムリエ(Francois-Xavier Lambory、David Rasson)が後を引き継いだのだ。ナミュールの料理学校を出たシェフはワロニー地方やパリの「ホテルジョルジュ・サンク」、ブリュッセルの「ボンボン」や「シーグリル」で修行を積み、シーグリルで同僚だったソムリエと共同でオープンした。
トルーバの信条だった「アットホームな雰囲気でグルメな食事ができる店」の精神は変わらず、週2回通う市場で得た旬の上質な食材を若い創作力が楽しませてくれる。その証拠にデルタガイド本の「デルタ銀賞2015-2016 年」★に輝いた。
日替わりランチは、30 €(1サービス)、35 € (2サービス)、40 € (3サービス)。
アラカルトはなく、メニューは、4サービス65 € (95 € ワイン付き)、5 サービス-75 € (110 € ワイン付き),6サービス 85 € (125 € ワイン付き)。
冬期にお薦めしたいのは、フランス料理の宝といもいえる、アントワンヌ・カレーム作の野うさぎとフォワグラの料理 « lièvre à la royale » だ。トルーバを有名にした料理で、若いシェフは彼からお墨付きをもらった。
STIRWEN(ブルターニュ語で白い星の意)
Chaussée Saint-Pierre 15,
1040 BRUXELLES
EU本部のあるジョルダン広場の傍
定休日:土曜&日曜
+32 2 640 85 41
★:「デルタ2015-2016 年」では、<ボナペティ2014年11月号でご紹介したスメッツ内のレストランBoweryが金賞。同じく銅賞には、2015年3月にご紹介したワインバー、le Wine Bar Sablon des Marollesが選ばれた。
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