ベルギーの国家言語はフランス語、オランダ語、ドイツ語です。首都ブリュッセルの公共機関では主にフランス語とオランダ語の標示があります。駅の時刻表の見方をチェックしましょう。
入り交じって見にくい、ねじれている・・・(苦笑)いろいろ不評もありますが、慣れてくるとそれもまた味です。
ただ、忙しい旅行中に時刻表をさっと読みとれると便利ですよね。予定時刻より遅れることも多いので、注意が必要です。
さて、ブリュッセル中央駅を例に見てみましょう。
【フランス語】 | 【オランダ語】 | ||
Départ | 出発 | Vertrek | 出発 |
Heure | 時刻 | Uur | 時刻 |
Déstination | 目的地終点 | Besteming | 目的地終点 |
Nature | 電車の種類 | Aard | 電車の種類 |
Voie | プラットフォーム番号 | Spoor | プラットフォーム番号 |
REM. | 注意(Remarqueの略:遅れなど) | OPM. | 注意(Opmerkingの略:遅れなど) |
*例 +0H14は「0時間14分遅れ」の意味 |
【共通】 | |
IC | 特急(InterCityの略) |
IR | 急行(InterRegioの略) |
L | 各駅停車(Localの略) |
これは、ベルギー国内の時刻表です。現在の時計は午前11時17分を示しています。その向かって左側にVERTREK(出発)とオランダ語であります。
次の電車は11時21分発Knokke Blqnkenberge終点IC(特急)です。プラットフォームは4番。遅れなどは出ていない模様です。
その次の電車は11時22分発Louvain・Leuven終点L(各駅停車)が3番線から出ます。おっと、14分も遅れていますね。・・・ということは11時36分くらいに出発のようです。
【旅のコツ】
1.大きな電光掲示板では、途中の停車駅まで書いていません。終点より前の停車駅で降りる場合は、より詳細な時刻表(黄色い紙で貼り出されている)をチェックするか、もしくは駅INFORMATION窓口で尋ねるといいでしょう。
2.ベルギーの電車は、車両側面に「***行き(※※※途中停車)」というように親切な標示がありません。遅れも含めて出発時刻をきちんと確認し、そのうえで心配な場合は車掌さんに「私、※※※駅に行きたいんですけど、これでいいですか!?」と尋ねましょう。
3.車両にはシンプルに1と2と記されています。1等車と2等車の意味です。普通にチケットを買うと2等車ですので、2と書かれた車両に座ります。朝晩のラッシュアワー以外は、普通車両でも十分快適に旅ができます。もちろん、さらに優雅に旅をしたい方は1等車へどうぞ。
【旅の風景】
ブリュッセル中央駅外観
ブリュッセル中央駅構内(この駅のデザインはアールヌーヴォーの巨匠ヴィクトール・オルタ)