ジャン・ガレー Jean Galler

2014年7月38年周年を迎えた、王室御用達のショコラティエ「ガレー」のジャン・ガレー氏に、自社のホワイトやブラックの板チョコや、2013年12月に発表された「ミントとライム風味」のタブレットとプラリネについてのお話を伺いました。詳細はビデオをどうぞ。

1976年、かき集めた資金で、売りに出ていた店舗を買い一家総出でショコラティエ「ガレー」をスタートさせたのがジョン・ガレー21歳のときでした。

16歳で製菓専門学校を卒業。出身地リエージュの有名パティシエのもとで働き始めました。修行は厳しかったけれど、基本をみっちり身につけ、スイスの学校やパリのル・ノートルで経験を積み、徹底してチョコレートの道を進みました。

創業6年目に、本人にいわせると、幸運が舞い込んで来ました。ロンドンのハロッズが、当時では珍しかった70グラムのチョコレート・バー(棒タイプのチョコ)に惚れ込み、大量注文を寄こしたのです。以後「チョコ・バー」といえば「ガレー」として、揺るぎない位置を築くことになります。

創業以来ガレーは、厳選した上質のカカオのバランスのとれた苦味を楽しむため、徹底的に甘さを抑えています。ですが、45%カカオのチョコレートを発表した38年前、果たして消費者が受け入れてくれるかどうか、まったく見当がつかなかったそうです。いまでこそカカオ85%など当たり前になりつつありますが、当時は甘いミルクチョコレート全盛の頃でした。

以後、「完璧」を求める情熱と絶え間ない「創作」で、1994年、最年少、最短距離で王室御用達の栄光を得ました。21歳でチョコレート業界に旋風を巻き起こしたガレー氏、その創作意欲は衰えるところを知りません。

 

文・ボナペティオンライン

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