チルチルのひとりごと 革靴のお手入れ

突然ですが、皆さん、靴は何を履いていますか? スニーカー、サンダル、革靴?

ベルギーでは雨の日が続き、ゴツゴツした石畳を歩く機会も多いので、本当はトレッキング用の靴なんかが機能的でしょうが、お洒落に見せたいなら、革靴が重要なアイテムです。

昔から私はジーンズでも革靴を合わせています。ベルギー移住当初に特に愛用していたのは黒のデザート・ブーツです。(デザートといっても「砂漠」のほうです。食後のデザートじゃなくて)

何がいいかというと、くるぶしまでを柔らかくサポートしてくれる形なので、石畳で足首をひねったりしないし、つるっとした表面なので、雨や砂などの汚れにも対抗力があるのです。靴ひもはついていますが、履き口が大きく開くので、脱着も容易です。しかも、黒ならば、ブーツといいつつ、しれっとフォーマルな場所にでも履いて行っても違和感はありません。

ただ、格好と質のいいデザート・ブーツはお店に行っても意外に見つからなくて、残念ながら、今は別の形のブーツを履いています。

気軽なブーツ以外だと、オクスフォードかダービーを履いていると、落ち着きます。

お気に入りのオクスフォード靴がだいぶくたびれてきたので、旅先のスペインで工場アウトレットを見つけてダービーを買ったのですが、今の私はやっぱりオクスフォードが好きかもしれない。オクスフォードは内羽根式と言われますが、すらっとした見た目でエレガントなのが特徴で、もっともフォーマルと言われます。

別にフォーマルでいる意図も必要性もありませんが、足元は常にオクスフォード式でも、ぜんぜん構わないと思うのです。セーターにジーンズ姿でオクスフォードの革靴。ご想像いただけますか? 絵になりますよね。昨今は、スーツにスニーカーなんてやりますが、私にはそちらのほうが違和感があります。

「疲れるのに、よく革靴を履いているね」とも言われますが、これが馴染んでくると、スニーカーよりも革靴のほうが快適なのです。散歩だって、ちょっとしたハイキングだって、気にせずに革靴で出かけます。

経済的なことも、少し考えてみましょう。

結論からいうと、スニーカーも革靴も同じ金額です。スニーカーなら100ユーロで買えます。革靴だと400ユーロくらいかもしれません。でも、質のいい皮を使ったものならば、毎日のように履いても4、5年は大丈夫。さらに靴底を総取っ替えすれば、また何年も履き続けることができるでしょう。一緒にいられる年月の長短を比べると、安いスニーカーをたくさん買うよりも、高い革靴を少し買うほうが、コストパフォーマンスがいいと言えます。

あとは、お手入れの手間ひまを楽しいと思える人なのか、時間の無駄だと切り捨ててしまう人なのか、ここが分かれ道でしょう。

年齢もあると思います。若い頃は面倒だと思っていたことが、年を取ると楽しく感じられたり。

汚れを落として、クリームを塗って、ブラシをかけて、ワックスで艶を出す。靴の疲労を感じながら、そこに潤いを与えてあげるために何ができるのかなと考える。単純なようでいて、繊細な神経をつかう大切な作業。

元は牛さんの皮なのです。その命に感謝しつつ、水分と脂を補給してあげます。

こうしてピカピカに磨かれた靴を履いて外に出るときの気持ちはすがすがしいものがあります。スニーカー派には分かるまい。

さて、ベルギーでお手入れ用品が手に入りにくいと感じられたら、ネットショッピングが一番です。クレジットカードで決算もできます。

サフィールという有名な靴墨屋さんの商品はこちら「ヴァルムール」がベルギーの代理店です。仏語が苦手な方は、英語に切り替えてもいいでしょう。クリームやワックスなどは、色を選べるようになっていますよ。

https://www.valmour.fr/

 

20.sep.2019 by Tyltyl

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